2016年01月17日

■■【日本経済の読み方】  日本製織布の再評価

■■【日本経済の読み方】  日本製織布の再評価

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。


独善解説

■ 日本製織布の再評価

 NHKのテレビ番組で、ファッション・ジャーナリストの清水早苗氏の「MADE IN JAPANの布」というお話に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。



◇1 ファッション業界で高い評価を受ける日本製品



 電子機器などは、かつては日本のお家芸でしたが、今日では中国や韓国の陰に隠れて、影が薄くなり、それが日本人の自信のなさに繋がり、「失われた○○年」などと揶揄されるようになりました。

 しかし、中国製や韓国製の製品にはたくさんの日本製部品が使われています。工作機械も、精度の高いものを作るためには、日本の工作機械も使われています。

 そのような製品の一つとして、清水氏は日本製の「布」に着目した発言をしていました。
 ファッション業界では、数年前から、「メイド・イン・ジャパン」という言葉を、よく耳にするようになってきたというのです。伝統工芸品や特産品などを、地域の活性化につなげていくだけではなく、さらに、日本ブランドとして、世界に販路を広げていくという動きも盛んになってきているとみています。

 彼女は、「身近にあるために、見失いがちだった日本製の良さを改めて見つめ直す、良い機会」と言っているほど、ファッション業界での「メイド・イン・ジャパン」の評価は高いのです。



◇2 布と衣服

 衣服は、言うまでもなく、糸を織ったり、編んだりした布で作られています。服を着るということは、その素材である「布」をまとうことでもあります。

 衣服は、流行という側面から語られがちですが、布は、私たちの身体を覆い、保護する大切なものでもあるのです。

 その布は、「着物文化」を無視できません。着物で育まれた繊維産地が各地に発展してきました。糸や布を染めるために、良質な水が必要ですが、日本にはそれが豊富です。

 産地には、糸にはじまって、織り、編み、染色加工、縫製にたずさわる工場などが集まっています。

 このように、日本には、伝統的に「布」生産の素地があるのです。日本が誇る職人・技術者のものづくりの精神もまた、着物文化と無縁ではないでしょう。

 欧米の「ラグジュアリーブランド」と呼ばれる高価格帯のブランドが、日本製の布を採用しているところがあります。最近は、ラグジュアリーブランド向けの引き合いやサンプル制作が増加傾向にあることが、日本の「機屋さん」と呼ばれる織布業者からの話からも言えます。

 しかし、ブランドとの契約によって、その事実を公にできない場合が多いので、われわれはその実情を知らないのです。

 英国に留学した日本人のテキスタイルデザイナーはそこでも日本の布地に対する氷海の高いことで感激したという話もあります。パリで展示会を開いた若手デザイナーは、フランスのバイヤーから、布地が日本製でないと買わないと言われた、と言っています。日本製の布が、海外で評価されていることを、われわれ日本人はあまりにも知らなさすぎるようです。



◇3 日本技術を支えている人達

 布づくりには、さまざまな工程があり、それぞれの工程に技術が必要になってきます。国内・海外で活躍しているデザイナーは、日本の染織技術の優位性・高い評価の背景には、「職人さん」という、技術者の繊細な感性と粘り強いものづくりの姿勢があることも強調しています。

 例えば、染色では、天然原料は、収穫された季節や場所によって染まり具合も異なります。布を織る織機では、糸の太さや織り方によって、糸の張り具合など、織機の微妙な調整が必要になってきます。

 日本の技術者は、デザイナーの要望に、辛抱強く応えるだけでなく、それを超えて、一緒になって開発に加わっていることも評価されています。

機械に関する専門家のアドバイスや提案は、デザイナーにとっても貴重なはずですので、斬新な布を生み出すには、関係者のあくなき探求心なくしては実現不可能でしょう。

 山形県・米沢の「機屋さん」で開発されたたストールは「シャンブレー」と呼ばれる縦糸と横糸(正式には「、経糸と緯糸」と表記)の色の違いが、玉虫の羽のように見る角度により異なった色を出します。極細の糸を使ったストールは、1日に2枚しか織れないというもので、他ではマネができない製品です。



◇4 高い技術が価格戦争で殆い(あやうい)

 プロのファッションデザイナーの率直な感想として「時代を超えた本質をとらえた視点に感服するばかりです」と言わせる日本の「布」です。

 デザイナーの清水早苗氏が各地の工場を訪問し、現場の技術者と関係を築いて、ようやく世界のファッションブランドを陰で支えている実態が見えてきたのです。

 パリコレクションで発表される作品は、テキスタイル界にも大きな影響をあたえていますが、1970年代から一貫して、布文化も含めて、日本の創造性を世界に発信していたことがわかりました。

 以来、独自性を追求する日本人デザイナーは、素材となるテキスタイルにもかかわるという、日本人デザイナーの特徴として、若いデザイナーたちにも引き継がれています。ところが、昨今の価格競争で、東南アジアでの生産が進むと同時に、大事な技術の移転も、起こっています。

 日本の産地に仕事がなくなれば、衰退していくことが大きく懸念される時代になってきています。

 デザイナーの清水早苗氏の切実な訴えは「まずは、日本に住む私たちが、日本製の布を応援することが必要です。一人一人の消費行動が、鍵になってきます」ということです。

 さらに、後継者問題があります。織機を調節する技術者も高齢の方ばかりです。後継者を雇いたくでも利益が潤沢ではないという現状です。デザイナーの清水早苗氏は「国の政策として、後継者となる人材育成を支援していくしくみも作ってほしい」と言っていますが、クールビズの一環として、ここにも耳を貸すべきではないでしょうか。

 日本製の布の技術を維持していかなければ、世界に誇る日本の繊維・ファッションの創造性も世界に発信できなくなるでしょう。

 清水早苗氏の声を聴くまでもなく、私たち日本人は、もっと、日本製の布に、自信を持っていいのではないでしょうか。

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2016年01月17日

■■【時代の読み方・日曜版】 この一週間の映像 2016年1月3週後半 0117

■■【時代の読み方・日曜版】 この一週間の映像 2016年1月3週後半 0117

  文字数制限のため、週を前半と後半に分けて掲載しています。週の前半は、すでに発信されていますのでナンバーをご参照くださると幸いです。

   http://keieishi.dgblog.dreamgate.gr.jp/c2245.html

 一週間の出来事・映像に見る話題

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、映像も交えて、お節介心から紹介しています。

 この一週間、何があったのか、一括しましたので、見落としたニュース等をご覧下さると幸いです。

 

14日(木)


■【今日の出来事】

 日本:企業物価指数(日銀)、機械受注統計(内閣府)
 米国:輸出入物価指数
 欧州:EU財務相理事会、独GDP・失業率、英中銀金融政策委員会

【時事用語解説】

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■【今日は何の日】 
十四日年越し
 01/14

 1月15日は小正月ですが、14日はその前日に当るため、年越しの日として祝っています。換言して「旧暦の大晦日」というとわかりやすいかもしれません。旧暦の正月15日(地方によっては14~16日)をいいます。
・・・・・<続き

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◆ 2016年4月から替わる電力の自由化 2016/01/14

 電力の「戦国時代」が幕を開けるといわれます、2016年4月から変更となります「電力の自由化」に着いてNHKの関口博之解説委員のお話を中心にまとめてみました。

 これまでは、2000年に大規模工場から始まっていて、段階的に小規模な工場やスーパー、商業ビルなどと対象が拡がってきました。戦国時代といわれるのは、これまでは大手電力会社の地域独占でしたが、それが崩れることになります。すなわち、7800万世帯、8兆円市場といわれる電力市場ですが、そのシェアの奪い合いが始まることになります。 <続き

【 注 】
   このコーナーは、【映像に見る今日の話題】欄として独立しました。

15日(金)


■【今日の出来事】

 日本:閣議
 米国:消費者態度指数、小売売上高、PPI、製造業景況指数、鉱工業生産、設備稼働率、企業在庫

【時事用語解説】

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■【今日は何の日】 
小正月 01/15

 小正月(こしょうがつ)とは、満月を年の始めとした、古い暦上の正月の名残で、正月の望の日(満月の日、旧暦1月15日)のことをもともとは指しました。
 小正月の期間は、一般的には14日の夕から15日、地方によっては16日までとか20日までを含めるなど土地によつて多少の違いがあるようです。
 呼び名も「小正月」以外に
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16日(土)


■【今日のブログ】

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■【今日の出来事】

 AIIB開業式典

■【今日は何の日】
 藪入り 01/16

 昔は奉公に出るという人が多かったのですが、1月16日と7月16日だけに親元へ帰ることができました。これを「藪入り」と呼んでいます。
 薮入りには大半の奉公人は親元に帰ることができたようです。中には
・・・・・<続き

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◆ TV番組にかこつけた投資勧誘の手口にだまされないでください

 NHKの人気番組の一つに『クローズアップ現代』があります。その番組を騙(かた)った電話で、特定の企業名をあげて、株式や債券など有価証券への投資を勧めるケースが相次いでいるそうです。
 NHKによりますと、NHKが投資の勧誘をすることは決してないそうです。また、NHKは特定の企業について、視聴者に対して意見を求めることもないと明言しています。
 HNKに限らず、有名な企業や団体・組織からメールがあったとしても、頭から信用しない方がよろしいようです。
 不審に思われた場合は、電話をいったん切り、NHKふれあいセンターへ問い合わせては如何でしょうか。
  NHKふれあいセンター
  電話 0570-066-066
  受付時間:午前9時~午後10時(土・日・祝も受付)

  インターネット活用の注意点
  http://www.glomaconj.com/joho/it_pc/pc_internet.htm


■■ 内閣府認証特定非営利活動法人・日本経営士協会  ←クリック

 日本経営士協会は、ご存知かと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。プロコンサルタントから超初心者まで「共業・共用・共育」しています。

 あなたも仲間になりませんか?当方で、紹介状をお書きします。


【 注 】
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Posted by 経営士 at 08:31Comments(0)時代の読み方05

2016年01月17日

2016年01月17日

■■ 【今日は何の日】 1月 17日 冬土用入り

■■【今日は何の日】 1月 17日 冬土用入り


 1970年代以来の経営コンサルタント経験から、

  ◇ 経営者・管理職の皆様
  ◇ 経営コンサルタントを目指す人
  ◇ プロの経営コンサルタント

の皆様に、時宜に即した情報を毎日お届けしています。

 

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 本日お届けした、その他の記事が掲載されています。



 一年365日、毎日が何かの日です。
 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。
 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。
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 【今日の写真】  
 福岡・筥崎宮(はこざきぐう)近くにある植物園 ぼたんが寒風の中で合掌造りの民家のような帽子ををかぶっていました。
   1月17日
■ 冬土用入

土用というとウナギを連想する人が多いと思いますが、それは夏土用と言われます。立春前の18日間を「冬土用」といい、その初日が「冬土用入」です。

Wikipedia

土用(どよう)とは、五行に由来する雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立立夏立秋立冬立春)の直前約18日間ずつである。 俗には、の土用(立秋直前)を指すことが多く、夏の土用の丑の日にはを食べる習慣がある。  各土用の最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼ぶ。最後の日は節分である。

■ 阪神・淡路大震災記念日 忘れもしない1995(平成7)年1月17日午前5時46分、淡路島北端を震源とする阪神・淡路大地震が発生した。マグニチュード7.3、震度7の大きなものでした。 数値から言うと東日本大震災ほどではないものの大都市神戸を中心に阪神間の人口密集地を直撃し、高速道路が横倒しになり、なんと言っても火災による被害はふせぎようがなかったようです。 それまでは、地震国日本の耐震基準は厳しいので安心であると言う神話がまかり通っていました。それが大きく崩れ、日本人としての自信を失いかけた人は多いと思います。 私の顧問先のビルが道路に転んだ様は、いまでも信じられない光景です。  専門家と言われる人達の言動の責任は重いにもかかわらず、「人知を越えた天災で自分達には責任はない」と言い切ったのにはあきれてしまいました。「想定外」ということは、自分の地下の及ばぬ、プロとしては恥ずかしいことであると言う認識のなさは、プロではなかったと厳しく言われても仕方のないことです。

■ 防災とボランティアの日 1995(平成7)年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、学生や社会人など多くの人のボランティア活動が活発になりました。 それが、震災復興に大きく寄与したことが社会的に評価され「日本のボランティア元年」と言われるほどにまでなりました。  これが契機となり、ボランティア活動への認識を深める目的で、1995(平成7)年12月に開催された閣議で「防災とボランティアの日」が制定されました。

■ その他◇ 秋田・太平山三吉神社梵天祭 ◇ 建長寺半僧防大権現大祭

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■ 百丈 1月17日は、百丈大智禅師懐海の没日です。毎年この日に法会が催しされます。    百丈は、禅院を建立したり、清規を作ったりして禅宗独立の基礎を定めた人です。後世、叢林開闢(そうりんかいびゃく)百丈禅師と称して尊敬を得ました。【Wikipedia】 百丈 百丈懐海(ひゃくじょう えかい、749年(天宝8載) - 814年(元和9年))は、中国、南宗禅中の洪州宗の祖馬祖道一の法を継ぐ唐時代の禅僧。懐海は法諱。大智禅師と諡される。    福建省福州長楽県の生まれ。俗姓は王氏であり、名族である太原の王氏の末裔であり、永嘉の乱の混乱を避けて、遠祖が福建に移り住んだものという。

 【 注 】 「今日は何の日」「今日の人」は、Wikipedia、富山いづみ氏のサイト、他を参照し、独自に記載したものです。従いまして、当サイト及びブログ等々に関しては、無断複製転載及び模倣を固くお断り申し上げます。

 

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5.信頼できる経営コンサルタントとは
6.経営コンサルタントになるための資格
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8.経営コンサルタントを召さす人の実力養成
9.経営コンサルタント独立起業の手順
  まとめ



  


Posted by 経営士 at 06:51Comments(0)【今日は何の日】