2013年01月10日

■■【日刊経営マガジン】 ロシアのエネルギー戦略とその背景

■■【日刊経営マガジン】 ロシアのグローバル・エネルギー戦略とその背景 今日の出来事、独善解説
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 経営コンサルタント歴35年の経験から、

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の皆様に、時宜に即した情報を毎日お届けしています。

今 日 は 何 の 日  一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック
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■ 十日戎 01/10

 西日本の風習ですが、1月10日は「十日戎(えびす)」と呼ばれています。

 えびす様は、七福神の一柱で、商売繁盛の神様と多くの人に崇められています。えびす様を参拝し、縁起物を飾った笹や熊手をいただいて願掛けをします。

 前日の9日は
・・・・・<続き

今 日 の 出 来 事

【今週の注目】ポイントを掴むと見えるものが異なってくる
 漠然とものを見るのではなく、今何がポイントなのかを押さえてみると、それまで見えなかったものが「視える」ようになります。
 今週の動きを、NHKニュース、日経サイト他を参照して、独断と偏見で項目を選んでみました。また
、最新記事を時系列的に掲載している【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。


1月7日(月)
財務省:1月見込みの財政資金対民間収支
日銀:2012年12月のマネタリーベース
民間:11月鉄鋼輸出量、12月と12年の新車・軽自動車販売台数、経団連、同友会、日商の経済3団体トップ記者会見

8日(火)
日銀:1月当座預金増減要因見込み
アメリカ:11月消費者信用残高
ユーロ圏:11月失業率

9日(水)
アメリカ:10年物国債入札
タイ:中銀金融政策決定会合

10日(木)
内閣府:11月景気動向指数速報値
財務省:12月外貨準備高、国債投資家懇談会、国債市場特別参加者会合
民間:岡村日商会合記者会見、12月と12年の輸入車販売台数
イギリス:中銀が金融政策委員会結果発表
EU:中央銀行(ECB)理事会結果発表、ドラギECB総裁記者会見
中国:12月貿易統計

今 日 の 独 善 解 説
【経営コンサルタントの独り言】 
 独断と偏見で、その日のニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。

◆ ロシアのグローバル・エネルギー戦略とその背景 2013/01/10

 エネルギー大国ロシアがエネルギーのグローバル戦略の見直しを迫られています。

 NHK解説委員の石川一洋氏のテレビ番組「シェール革命に揺れるロシア」を興味深く見ました。

 「シェール革命」とオーバーな表現で言われるほど、シェールガス採掘技術の開発は大きな影響をエネルギーの世界に及ぼし始めています。今まで採掘不可能と思われたシェール層と言われる地層から、天然ガスの採掘が可能となったのです。アメリカエネルギー省の予想によりますと2030年までにアメリカの天然ガス生産は2倍近くに増えて、その40%がシェールガスになるとしています。

 アメリカでは、さらに最近ではシェールオイルと言われる原油も同様の方法で採掘が可能となりました。

 アメリカ国内のガス価格は下落を続け、日本などアジア市場の5分の1以下の安さとなっています。オバマ大統領も、シェールガスやオイルなどの生産の増加によってアメリカはエネルギーの純輸出国となると自信を示しています。

 ロシアは、2030年までに天然ガスの生産量、輸出量ともに1.4倍以上に増やすという強気の戦略を取ってきました。その背景には、ロシアのガス輸出の60%を占めるヨーロッパ市場へのパイプラインによる大量供給です。ほかに競争者がいなかったため、売り手市場の殿様商売を続けていました。

 ガスOPECのようなガス生産国の組織を作り、他のガス生産国カタールやイランと手を結び、世界のガス市場への影響力を増すことも考えていました。

 しかしこの戦略はアメリカのシェール革命を想定していませんでした。昨今の状況から、この前提条件はすでに破たんしていると言ってよいでしょう。このためロシアはあわてているのです。現在、戦略の改定を余儀なくされています。

 それ加えて、これまでは北米輸出をしていた中東のカタールがヨーロッパに向けて安値で輸出を始めたのです。この状況に乗じてヨーロッパ諸国は当然、ロシアにガス価格の値下げを要求しています。

 当然ロシアの目は、今まであまり重視していなかったまずアジアに目を向け始めました。東シベリアのガス田を開発、ウラジオストクへの3200キロにもおよぶガスパイプラインを敷設と、短期間にLNG液化天然ガスの基地作りの計画を決定しました。

 地球温暖化の影響を受けて氷が減少した北極海に新たな航路を開き、北極海沿岸の天然ガスや原油を日本や中国に輸出しようと考えています。

 高額なエネルギーコストを払い続けている日本としても、このさい対応を真剣に考えるべきです。

 石川氏はポイントを3つ上げていますので紹介して起きましょう。

 第一点は、原油価格連動性など既存のガス価格決定方法に代わる、新たな価格メカニズムを造ること

 第二点は、液化天然ガスによる世界市場形成

 第三点はアジア市場でのマーケッティングです。

 プーチン大統領が北方領土問題を含め対日外交に積極的な姿勢を示すのは、シェール革命に揺さぶられ、否応なくアジアに顔を向けるロシアの事情があります。安倍・プーチン両首脳は、平和条約締結に向けた作業を活発化させることで一致しています。

 日ロ関係は新たに誕生した安倍政権とプーチン大統領との間で、ゆっくりと動き始めています。北方領土問題を動かすためにもエネルギーも含む日ロの戦略対話を始める機は熟していると言えるでしょう。

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