2013年04月02日

■■【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】 4月1日

■■【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】 経営コンサルタントのありし日
 
<プロジェクトX風に読む>
 
 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記である。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語る。
 ただし、ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係のないことである。また、この日記を参考にして生じた君もしくは君の関係者に発生した問題については、当方は一切関知しない。
 では、諸君の成功を祈る。
 
4月1日

 夢の中で何かを見た。それがなんであったのか、思い出せない。

 むずむずして気持ちが悪いわけでもなく、何か爽やかな気分である。

 いつものように食卓に着くと、妻が目覚めのコーヒーを運んできてくれた。これが私の月曜日の始まりである。鼻腔をコーヒーの香りが刺激する。新聞を拡げるとそのあおりで一瞬その快感が途絶えるが、すぐにそれが戻って来た。

 左手で新聞を持ち、右手でカップを口もとに寄せると、その香りは一層強くなり、私の”灰色の”脳細胞を刺激する。唇をカップに当て、カップの熱さが、舌の許容範囲であることを確認して、すする。アロマが広がる。

 私は、夢が何であったのか、その瞬間に思い出した。

 そうだ、妻に夢の中で見た私の決意を語ろうと、夢の中で決心したのだ。

 妻が、焼きたてのトーストを運び、テーブルに着くのを確認すると、「今だ、今がいうチャンスだ、今を逃すともう言うチャンスを失う」と自分に言い聞かせると、度肝が座った。

「あのなー、俺、会社を辞めようと思うんだ」

 一瞬、たじろぐように見えた妻が、すぐに笑顔になった。

「ダメダメ、騙されないわよ。今日はエープリルフールでしょ」





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