2013年05月18日

■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】これまでのあらすじ 

■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 これまでのあらすじ 
 

経 営 コ ン サ ル タ ン ト の 日 記  
【小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記】 経営コンサルタントのありし日

<プロジェクトX風に読む>

 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記である。私の分身とも言える友人が、文才のない私に代わって書いてくれることになった。 これから経営コンサルタントとして独立起業をしようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語る。 ただし、ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係のないことである。また、この日記を参考にして生じた君もしくは君の関係者に発生した問題については、当方は一切関知しない。 では、諸君の成功を祈る。

【ご挨拶】 小説・経営コンサルタント竹根好助シリーズは、私の生涯の友人で、私の経営コンサルタント業について、私以上に詳しく理解している作家千平紗門氏の作です。当ブログでも彼の作品の一つを連載したことがあります。 この度、千平紗門氏が、竹根好助の若かりし頃を現代に置き換え、これから経営コンサルタントを目指す人、経営コンサルタント業を始めたばかりの人を対象に、日記風に紹介して下さります。 上記の人だけではなく、すでに経営コンサルタントとしてご活躍の先生や企業の経営者・管理職の方々にも何らかの示唆があると思います。 私の昔話が、現代に置き換わって紹介されるのを読ませていただき、何となくこそばゆい思いをしています。 日記ですので、小説のように起承転結があるわけではないですが、日々、何かを読者の皆さんに感じ取っていただければ幸いです。【初めてお読みになる方】 初めての方で、これから経営コンサルタントを目指そうという場合には、初回からお読みになることをお勧めします。このブログは、毎日20時30分頃発信するようにしていますが、翌朝7時過ぎに、再掲載もしています。【バックナンバーの読み方】 ←クリック バックナンバーは、上記をクリックして、【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】のカテゴリーで読みたい日のブログをクリックすると読むことができます。当該日を開いた後、そのブログの最後に「同じテーマの記事」の下に3日前までのブログのリンクが貼られていますので、それをクリックしますと3日間のバックナンバーを読むことができます。

あらすじ】 かねてより経営コンサルタント業に興味を持っている竹根好助は35歳の商社マンである。4月1日に妻にサラリーマンを辞めることを告げたが、エイプリルフールと間違われて相手にされなかった。 通勤途上で、「経営コンサルタント」をキーワードとしてグーグルで検索したところ、トップに表示された「経営コンサルタントへの道」というページが妙に気になり、毎日のように開くようになった。 そのサイト運営者の「愛」という人に俄然興味を持つようになった。愛コンサルタントという男のプロフィールをそのサイトから見ることにした。「経営コンサルタント不要な企業作り」というコンセプトには驚きと共に、共感を覚えた。 私は、多分返事は来ないだろうと思いつつも、思い切って、愛コンサルタントにメールを出した。大物から返事が来るわけはないと思いながらも返事を心待ちにしているとメールが愛コンサルタントからメールが来た。それだけではなく、若手経営コンサルタントの勉強会に誘いの声がかかった。 知修塾が開始される前に、愛コンサルタントは貴重な時間を割いて、経営コンサルタント業界などについて親切に、わかりやすく説明してくれた。知修塾は、若手経営コンサルタントが交代で講師を務めて「問題解決手法」という課題に取り組んでいた。 私は、知修塾に参加している協会会員がお互いを「先生」と読んでいることが奇異に感じられた。メールでそのことを書くと早速、その理由が返信されてきた。 これまで経営コンサルタントというのは、あまりよいイメージを持っていなかったが、この協会の対応や会員を見ていて、それが間違いであったことに気がついた。 経営コンサルタントに特化したメールマガジンが、協会から毎月7回発行されているので購読申込をした。早速配信されてきたが、なんと500号近くも続いている、その持続力に敬服した。 経営士・コンサルタントという言葉が気になり、また同じサイトを開くと経営コンサルタントの資格についての記述とともに「中小企業診断士だけが経営コンサルタント資格ではない」というショッキングな表現が目に留まった。そのページに入ると、まずは、経営コンサルタントの歴史について書かれていた。日本経営士協会が他に知られる著名な組織・団体・会社よりも早く、日本で最初にできた経営コンサルタント組織であることがわかる。 経営士は、実務経験や専門性の高さが評価され、暗記科目的なテストではないという実践的な経営コンサルタント資格であることが分かった。何とかこの資格を取りたいという気持ちが、ライバルを夢で見るほどになったので、日曜日にかかわらず、親友であるライバルでもある秋元に会うことにした。 経営コンサルタントという職業は、どのようなことをするのか、具体的に知らないことに気がついた。ましてや経営コンサルタントにもいろいろなタイプがあるとは思いもしなかった。いわんや、経営コンサルタントにも「ドメイン」が重要であるとはつゆ知らずでいた。 私は、経営コンサルタントになりたいという漠然とした気持ちはあるものの、具体的なドメインなど、考えてもみなかった。ところが、秋元はすでに自分のドメインのフレームができはじめているのである。ライバル心がムラムラと沸き上がる。その様な折に、メールマガジンで「短期資格取得集中講座」という記事を読んだ。秋元もその講座を受講する気になっているので、一緒に受講することにした。しかし、妻が承知するのか、難関をくぐり抜けるのか、心配になった。躊躇しながらも妻に話すと、あっけなく認めてくれた。 講座受注で取得できるという経営士補という資格が何か、どのような資格なのか、分からなくて悶々としていた。日本経営士協会のサイトを見て、ストンときたわけではないが、何となく理解できた。すなわち経営士補とは、コンサルタントのアシスタントができるよちよち歩きの状態で、将来一人前になる前の人に与えられる資格であることが分かった。今年のゴールデンウィークは、子供達がかわいそうだが、受講することにし、申込書を書いた。 翌日、受講受諾のメールが届いただけではなく、会員待遇で受講料を支払えば良いという特別な取り計らいがあった。非常に良心的な団体であることを再確認できた私と秋元は、入会手続きに入ることにし、書類を揃えた。 いよいよ連休後半、短期集中講座が始まった。協会の歴史と基本理念の説明があった。その中で「共業・共用・共育」という聞き慣れない言葉ができた。講義の進め方も、大学の授業とは異なり、質問が矢継ぎ早に出てきて気が抜けない。発想の瞬発力が経営コンサルタントには必要だからである。 連休最終日は家族サービス。 短期集中講座で経営士補の資格取得にはホームタスクの提出と、それが合格点以上出なければならない。眠い目をこすりこすり取り組んだ。カナダからの来客やそのアテンドで自分の時間をなかなか取れない。何とか時間を作ってようやくホームタスクが完成し、提出することができた。 ホッとしたところで協会への入会審査の通知が来た。面接する側にいる私は、社会人になって初めて外部の面接試験を受けることになる。念のため、面接のためのにわか勉強を始めた。充分な準備もできないまま、一次審査に望んだ。その結果は・・・・・
【登場人物・団体・企業】◇ 竹根好助 若き日の竹根、35歳の商社マン、2013年4月1日に経営コンサルタントとしての独立起業を考える。◇ 秋元 竹根の大学時代からの親友。教育学部で数学を専攻◇ 中塩 竹根の隣席にいる一年先輩の同僚◇ 日本経営士協会 経営コンサルタント業界で最初にできた資格付与・育成の団体。首都圏で「知修塾」という若手コンサルタント育成講座を毎月開催している。◇ SB社 パソコンソフトウェアの流通業者で出版も手がける

 五月十二日 ホームタスク完成

 私は、何ごともギリギリになってから取り組むのが嫌いな性格である。しかし、今回は、明日の提出日を前にして、まだ未完のままである。幸い、今日は日曜日であることから、朝からホームタスクに取り組むことができた。
 毎日曜日に妻に同行する食料品や日用品の買い物は、妻がホームタスクのことを心配していかなくてもよいと言ってくれたが、一緒に行った。
 それまでの時間に、二万時のレポートの見直しを済ませてあったので、残りの経営管理に関するパワーポイントの完成にはゆとりがあった。全体を見直し、夕方の五時前にはファイルを圧縮して、添付ファイルとしてホームタスクの提出を完了した。
 毎週日曜日の五時半からのテレビ番組である笑点で、ジョークやユーモアの勉強を楽しんだ。
 いつもの週末なら、夕食は外食か、中食で済ませるところを、昨日箱根でお金を使ったからと妻が夕食を用意してくれた。ホームタスク完成を祝ってと言って、私の好きなホタテや貝類の刺身に舌鼓を打った。
 久しぶりにゆっくりした夕飯であった。
 子供達が床につき、夕食の後片付けがすんだ妻とお茶をすすりながら、経営コンサルタント業の話をした。分かっていないだろうと思い込んでいたのに、妻が経営コンサルタント業に対して知識を持っていることに驚いた。
 考えてみると、我々の仲人をしてくれた伯父が経営コンサルタントをやっているので、そこからいつの間にかいろいろと情報が入ってきていても不思議ではない。

 五月十三日 面接の通知が来る

 連休以降、講習会受講、レポート作成、カナダからの来客と神経が休まる暇もなかったのが、それらが片付いた安心感から、昨夜はぐっすりと眠れた。通常は、ブルーマンデーで、起床がつらいのが、今朝はさっぱりとした気分で起きることができた。
 仕事が溜まっていたこともあり、昼休みは出がけに買ってきたおむすびを食べながら、仕事を続けた。
 一段落したところで、メールチェックをすると日本経営士協会からメールが来ている。提出レポートについてとしては、タイミングが早すぎるし・・・と思いながら開くと、講習会前に送付しておいた入会申込に対する一次面接があるという。
 面接をする側には何度も立っているが、面接を受けることは入社試験以来のことである。
 連休中に溜まった仕事のことを考えると、面接を受けるのが急に重く感じた。日程調整ができるだろうか・・・と思いながらメールを読んでいくと、なんとSKYPEでの面接だという。日時候補がいくつか挙がっていたので、十五日の十五時を指定して返事をした。

 五月十四日 入会面接の準備

 面接を受ける側として、何がポイントなのか、確認のために会社の図書室に行ってそれらしい本を二冊借りることにした。
 面接をする側の裏返しかと思いきや、新入社員研修の時の社会人としてのマナーなどが詳細に書かれていた。社会人となって十余年になると、新人の頃に学んだことをずいぶんと忘れてしまっていることを思い出し、反省をすると共に、心を改める必要性も感じた。
 それにしても、一体どのような質問が出て来るのだろうか気になり、入会を希望している親友の秋元に電話をしてみた。
 夜、飲み屋でウーロン茶を飲みながら、秋元の酒に付き合った。彼は古風なところがあるのがそのまま出て、日本酒党である。
 当然なぜ資格を取得しようとするのか、動機を訊かれるだろうということで二人でその点を中心に話をした。将来のことを考えて資格取得をすることを上手に表現しようという戦略がまとまった。
 サラリーマンであるので、中小企業診断士の資格取得のために受験準備時間を取れないので、短期資格取得特訓講座を受けて経営士補資格を取得し、その後勉強しながら資格取得を考えていると言おうかと提案した。
 秋元は、即座に、「バカ!そんなことを言ったら試験に落とされるよ」と、酔いもまわり大きな声を出した。そう言い終わるや否や、さすがに、自制心があるので、首を引っ込めた。
 私は、なぜ秋元がそう言うのか、分からないまま、帰途についた。

 五月十五日 日本経営士協会入会面接試験

 入会するのに一次から三次までの試験に合格しなければならない。
 短期集中講座を受講しているので、一次の学科試験は免除されるだけでも有り難い。
 三時十五分前に、SKYPEの画像と音声テストをした。ウェッブカメラで、双方の顔が見えるようにしての面接である。面接官も受験者も自分の持ち場にいながら試験を受けられるのは、時間の節約になる。
 胸が高鳴ると言うより、不安で押しつぶされそうになった。
 三時きっかりに、連絡してあったスカイプ名でコンタクトがあった。面接官は、先月知修塾で挨拶をしていた協会理事で首都圏支部長であった。協会の理事で経営コンサルタントにしてはやや若いと感じていた人である。
 すでに名刺交換をしていたこともあり、親しみを込めて話し掛けてくれたのでややホッとした。

 五月十六日 不安を不安と思っていられない

 面接試験の結果を気にしながらの”痛勤”であった。
 朝から電話や部下のクレーム対応支援で走り回り、一日、へとへとである。おかげで、不安に思っていた面接のことを思い出すこともなかった。

 五月十七日 経営コンサルタント関連書籍

 花金で、部下達は飲み屋に行くというので、私を誘ってくれた。
 私は、経営コンサルタント業について知りたいこともあり、本屋に立ち寄ってから行く旨を伝え、先に飲み会を始めているよういった。
 経営コンサルタント関連書籍の独立したコーナーはないが、資格取得の書籍のあるところで本の背表紙を見たが、手に取りたい本がなかった。そのとなりにある自己啓発書のコーナーの平台においてあった、ロジカル・シンキングと各紙というカタカタ文字が目に入った。
 文科系の私には、論理的な思考ができないように思えてそのうちの一冊を手にした。やや薄手の「ロジカル・シンキングのポイントが解る本」という本であった。ポイントが凝集されているだろうし、パラパラとページをめくると図が結構多い。それを一冊購入することにした。
 飲めない私のことをよく知っている彼らは、適当にいつもの飲み屋で宴会をやっていた。

 五月十八日 一次面接の結果通知

 土曜日である。いつもより遅く床を出てから、カメラを片手に散歩に出かけた。
 デジカメというのは、小さいにもかかわらず、画素数も多いので大きな写真を撮ることもできる。私の場合には、平素はパソコンで見る程度で、家族に見せるときにはテレビに接続することもあるが、家族旅行以外は滅多にテレビで見ることはない。そのために、画素数をあまり大きくしていないので、気軽にシャッターを押すことができる。
 昔のように銀塩フィルムのカメラだと、フィルム代のことを気にして、なかなかシャッターを切ることはできない。DTP屋さんでプリントすることもあまりないので、とにかくこれは面白いと思うとシャッターをパチパチと切ることにしている。パソコンで整理するときに、取捨すれば良いからである。
 朝食前にメールチェックをした。
 日本経営士協会の一次面接合格の通知と共に二次面接である。二次面接は、経営に関わる知識も試されると聞いている。試験の日時は、また選択ができるという。再び、水曜日である二十二日の十五時を選んで返信した。
 少し、経営に関する知識をリフレッシュしておこうと考え、昨日買ったロジカル・シンキングの本には目を通すことを諦めた。大学時代の経営学概論の教科書では古すぎると思い、日経新書の経営の関する本を手に取り、斜め読みをした。

                                    <続く>




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