2013年06月09日

■■【経営コンサルタント起業日記】 6月8日 セミナーサイト

■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 6月8日 経営コンサルタントのためのセミナーサイト

 
 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。


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 6月8日 経営コンサルタントのためのセミナーサイト

 入会関連資料の一つとして「新入会のしおり」という小冊子があった。その中に、セミナー案内のサイトページのURLが記されていた。

 そこを開くと、日本経営士協会が主催する講習会・研修会・講演会の開催予定が並んでいる。

 日本全国各地で開催されている。経理財務関連もあるし、ウェッブマーケティング、経営法務等々、日本経営士協会会員の先生だけではなく、外部講師を招くモノも含まれている。

 秋元が、日本経営士協会は、アメリカの大学のように入会はそれなりの努力で何とかなるが、昇格は結構大変であると言っていたが、これを見ると彼のいう大変さを感じ取れた。

 とりあえず、来週開催される知修塾の申込を済ませた。

 6月7日 入会手続

 昼食を過ぎてから、合格通知に含まれていた送金手続用の書類に基づき、送金手続をした。

 入会金四万円、年会費二万四千円、併せて六万円以上になる。アシスタントコンサルタントの資格が取れ、自分の仕事にも役立つのであれば、高い買い物ではない。ボーナス前の今の時期には財布に厳しいが、妻も気持ちよく納得してくれた。

 送金手続き後、俺もいよいよ経営コンサルタントか~

 大きな声を出したい心境だった。

 6月6日 会員専用サイト

 一昨日届いた合格通知の中に、会員専用サイトのIDとパスワードが記されている書類があった。会員専用のサイトがあるとは思っても見なかったが、会員サービスに力が入れられていることがわかる。早速、そのサイトを開こうとその書類を片手にパソコンに向かった。

 会員専用サイトは、専用のURLから開くことができるし、日本経営士協会のサイトのトップページからも会員専用サイトに入ることができる。会員専用サイトにログオンするIDとパスワードを書類に基づいて入力した。

 トップページが開くと、左側にメニューがある。会員に必要な情報や資料をこのサイトから入手できる。

 経営コンサルティング費用の決め方、契約書の書き方等々、経営コンサルティングを始めたばかりの者にはありがたい情報が満載されている。

  6月5日 経営士補資格は本当に価値があるのか?

 昨夜の秋元からの電話の時に約束したので、夕方いつもの飲み屋で落ち合うことにした。5時を回るとまもなく会社を出たのだが、秋元はもう来ていた。

 顔を合わせるなり、いきなり「良かったな!」と声を掛けてきた。実感がこもっていた。

「実は、まだ信じられないのだ」と私が言うと、それは自分もそうであると秋元も応えた。

 下戸の私であるが、ビールは一口だけ飲むことにしている。甘みをわずかに感じるビールは、それ以上、飲みたいと思わない。飲めないと言うこともあるが、どうも好きになれない。

 私は、経営士補という資格を取れたことに喜びを感じて入るが、何となく釈然としない気持ちが一方である。資格試験というと何年も一所懸命にやって、ようやく取得できると思っているのに、自分は大した勉強もしないで合格をしてしまっている。

 その思いを秋元にぶつけてみた。

 理系の秋元の説明は理路整然である。

 何も勉強をしなかったと言うが、三日間の講習は大学受験寺大にも経験したことのない集中力とハードの時間であった。充実した三日間といっても過言ではない。

 彼の説明の中で、最も納得のいったことは、日本経営士協会のコンセプトにある。

 資格取得をするための準備に何年もかかっているうちに、その内容は時代の流れと共に陳腐化してしまう。協会は、経営コンサルティングに必要な知識や情報、リテラシーを身につけながら、経験を重ねて成長する、その場や機会を提供してくれるところである。

 要は、一生勉強を続けながら、経営コンサルティングという業務をやって行けるようにしてくれるのが協会なのである。

 多くの資格試験や検定試験が、資格試験に合格すれば、そこで取得した内容を維持することができる。確かに取得のための試験は難しいが、その時の知識はすぐに陳腐化してしまう。資格を持っているだけで、自己研鑽をしなければ、試験を受けたまま成長がストップしてしまうのである。

 それに対して、日本経営士協会は、経営コンサルティングに必要な専門的な知識や情報を習得し、リフレッシュし、ブラッシュアップする機会を提供し続けてくれるのである。

 経営士補の上は、経営士Cクラス、そのうえにはさらにBやAクラスもあり、実践経験を重ねないと、知識だけでは昇格できない。

 アメリカの大学は、入試はそれほど難しくないが、進級や卒業が難しい。それに共通する部分がある。

 秋元が、延々三十分以上もかけて説明をしてくれた。

 何かすっきりすると共に、改めて自分が経営士補という資格を取れたことに誇りを覚えた。

 6月4日 合格!! 良い妻を持てた!!

  帰宅したら、分厚い郵便物が届いていた。また、ダイレクトメールだろうと思いながら、差出人を見ると日本経営士協会からである。急に胸がドキドキし始めた。人生の岐路とも言える判定であるので、合格と不合格では天と地の違いである。

 分厚いので、いろいろな説明書類が送られてきたのだろう。

 いや待て、不合格故に次の審査の案内が細かく記述されて可能性もある。

 やっぱりダメだったのかもしれない、と悪い方に気が回ってしまう。

 分厚い郵便物なので、しっかりと封がされている。そのためにすぐに開けられない。気持ちが焦るので、余計手がスムーズに動かないのである。

 書類を出すと一番上がカバリングレターでる。求める言葉が見つからずイライラすることが多いが、すぐに「合格」という目的の言葉を見つけることができた。経営コンサルタントの団体だけあって、文書の作り方もしっかりとしているなと変な関心をした。

 妻に「受かったよ」と声を掛けると、何のことなのかわからないらしくキョトンとしていた。「ほら、経営コンサルティングの審査結果だよ」と言うと、「そう、良かったわね」と喜びの言葉がすぐに戻って来た。

 多くの夫婦が、このような時に意外とあっさりとした反応で、喜びが半減すると言うが、私の妻は違う。良い妻を持てたことにも感謝することができた。

 秋元が、電話をよこした。彼も合格だそうだ。

 6月3日 商号と未払い費用

 月曜日定例の朝ミーティングや雑用を終えたところに、秘書業務をしてくれている女子社員がお茶を持ってきてくれた。ポッチャリしたかわいさを持つ彼女も、アラサーになり、少しずつ今期のことが気になる時期に来ていると思った。

 こんな素晴らしい女性を、世の中の男共は放置しているのはもったいない、とお茶をすすりながら彼女の横顔を眺めた。視線を感じたのか、私の方に視線を投げかけてきたので、慌ててしまった。

 にこりと笑顔を返してくれる彼女の思いやりに心の中で感謝をした。

 昨日の先輩からのメールを、目の前のパソコン画面に表示させながら、先日相談に来られた文具店の店主に電話をした。呼び出し音が二度鳴ったときに、元気よく彼の声が帰ってきた。それが何となく好感を持てた。いつの間にか、経営コンサルタントの思考になっているような気がした。

 先輩からのメールを見ながら、先日の相談内容について法律的な解説を始めた。

 知人から文具店を購入した場合に、商号を変更した場合、たとえ同じ業種であっても、同じ場所であっても、もし、前経営者が未払い費用について、彼に説明をしていなければ前経営者の未払い費用を、新店主は支払う必要はない。

 ただし、今回の場合には、前経営者の商号をそのまま使っているので、未払い費用が発生している工務店は、経営者が変わったことを知ることが必ずしもできないし、お店がそのまま存続しているとみなされててもやむを得ないので、相談者である新店主は、前経営者の未払い費用の支払い義務がある。

 このように説明をした。

 彼は、深くため息をついた。

 前経営者の未払い費用、百二十万円を支払わなければならないのであるから、当然のことである。

 しかし、法律は、弱者を完全に見限っている訳ではない。

 この文具店主は、工務店に支払義務はあるが、前経営者にその金額を請求することができることを伝えた。電話の向こうに、相談者のホッとした顔を見た。

 なるほど、経営コンサルタントというのは、相手の喜びを自分の喜びにできる、やりがいのある職業なのだと、私も嬉しくなった。

 6月2日 法律の理不尽

 一週間が早い。もう日曜日である。
 午後は、子供にねだられて、近所の公園でお茶を濁した。
 しかし、先日訪問してきた文具店主からの宿題が気になる。どのように解決したら良いのだろうか。
 そんな時、昨夕、法務部の先輩にメールを入れておいたので、出張中にもかかわらず、出先から返事のメールに気がついた。
 その返事を読みながら、何となく法律が、弱者の味方ではないように感じた。
 文具店を買い取った前に発生している未払い費用を、新たに購入した文具店主である、私に相談に来た人が、その未払い代金を支払わなければならないというのである。こんな理不尽なことを法律が定めているとは、法律は、困った人を助けるためにあるのではないのだろうかと憤慨した。
 しかし、先輩からのメールを読んでいるうちに、やはり法律は、救いの手もさしのべてくれているのだと解った。
 明日、例の文具店主に電話で、このことを伝えることができると、ホッとした。

 6月1日 法律と経営コンサルタント

 昨晩、譲り受けたお店の前経営者時代に起こした未払い費用の支払義務についていろいろと調べたが、法律の専門家でない私には手が終えないように思えた。

 いつもの土曜日のように、早朝散歩とクラシック音楽の鑑賞をした。何もしない訳には行かないと思い、ちょっと古いが六法全書を引っ張り出して、いろいろと調べてみた。解ったことは、法律というのは、似たようなことがあちらこちらにあって、どれに該当するのか、判断に迷うことである。

 今ひとつ、発見があった。中小企業を相手にする経営コンサルタントというのは、自分の専門外についての質問を受けることが多々ありそうであるということである。

「経営コンサルタントへの“秘密”の道」に書かれていた「自分のドメイン」ということは、自分の専門外の質問や課題に直面したときに「専門外ですので」と断るのではなく、その道の専門家が仲間にいるので、その人に相談してみるという答えを出せという教えであることにも気づいた。

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