2013年07月23日

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】 5Sの進め方

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】 5Sの進め方

 「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

      今日のおすすめ

 

 『5Sによるコストダウンの進め方』(吉原 靖彦著:中経出版)

      生産現場のツボ知りたいですか(はじめに)

 製造会社の経営管理や経営企画部門の方々、或いは製造現場を経験しておられないコンサルタントの方々は計数による管理や経営戦略立に優れておられても、生産現場のことを肌で理解しておられる方は少ないのではないでしょうか。

 しかし、製造会社の場合、売上高に占める生産現場に係るコスト(製造原価)は60~70%に上るのではないでしょうか。

 生産現場のことを知らずして、経営管理・経営企画が不十分なことは、よくご承知と思います。

 この本を読むと簡単に生産現場のポイントが判ります。BeforeAfterでは大きく違う事を分かって頂けるのではないでしょうか。

      生産現場のことが手に取るように分かります

【材料費削減は所要量に注目】

 製造原価の中で一番比率の高いのは材料費です。ほぼ半分を占めます。材料単価の低減は当然のことながら、著者は不要材料(陳腐化、品質劣化による)、歩留の悪さによるムダ、材料取りの効率の低さによるムダ、加工ロスによるムダ、過剰な加工代によるムダの排除による所要量の削減により5~10%の材料費の削減が可能と言っています。

 こんな情報取れていますか。早速行動に移しましょう。

【IE(Industrial Engineering)手法による工数削減】

 材料費の次に高いのは直接労務費です。製造原価の約15%を占めます。先ずはIE手法のワークサンプリング分析を使うのが最適です。こんなに多くの作業項目があるのですか。この本を見てびっくり。早速やって見ましょう。

 このほか動作分析や要素作業時間分析による工数削減についても書かれています。「動作意識」課題を持つことや、「動作経済原則」を使った、工数改善のための動作改善策の洗い出しなどの手法も興味深いですね。

【コストダウンに直結する5S】

 先ずはムダの排除(生産性のアップ)策。(工具、機械などの)位置の管理による作業性の向上、(仕掛品や組立て部品の)量の管理による作業性の向上、(作業手順、段取り手順などの)流れの管理による作業性の向上等、読んでいるだけでアイデアが浮かんできて楽しくなりますよ。他にも参考になる事がたくさん書かれています。

      「現場・現物・現実」を自信を持って見れるようになります(むすび)

 『現場」に行って、「現物」が「現実」の中でどのように動いているかを知ること』それが「三現主義」と言われているものです。「三現主義」は知っていたけど、『現場』に行って、何を質問したら良いか、何をチェックしたらよいか迷っておられた方々、もう安心です。

 この本を読んで、チェックリストを作ります。チェックリストは大項目・中項目・小項目と区分を分けて作るといいですね。チェック項目が多くて大変ですね。良く理解して作ってくださいね。質問のリハーサルもしてください。よく理解出来ていればリハーサルもすらすらできます。

 準備万端の様ですね。頑張って生産現場に行ってください。生産現場の皆さんから尊敬の眼差しで見られますよ。よく出来ている所は褒めてあげましょう。生産現場が活性化することを願っています。

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。

 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm

  http://sakai-gm.jp/

 

【 注 】

 著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

 

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