2013年12月29日

■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】12月第4週 総集編

■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】12月第4週 総集編


 
 【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
 これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。

 経営コンサルタント起業日記を読むポイント

 日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
 最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのか、それとも、別な道を選ぶべきか迷った挙げ句の選択が、コンサルティング・ファーム勤務という道でした。
 
 商社マン最後の週末をどのようにすごすのか・・・
 毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となったり、また日記ではなく「週記」ですので、お休みしたりすることもあります。

【 注 】
 ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。

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 12月第4週 総集編


■ ラスレステック社緊急訪問 1222

 昨日、電話のあったラスレステック社の樋瀬社長に名古屋駅で逢った。最初にあったときには、名古屋駅構内の喫茶店であったが、今日はファミレスに連れて行かれた。社長が醸し出す雰囲気からも、緊張感が伝わってくる。
 喧噪ともいえるファミレスの雰囲気が、真剣な話をするのに逆に効果的で、こちらの話もかき消される。
 マスコミが華々しく採り上げた割には、ビジネスはうまくいかず、会社も乗っ取られそうであるという。
 私に取締役として入って、何とかしてくれないかというのであるが、サラリーマンであり、それも入社まもなくでとてもすぐに退社するわけにはいかない。ましてやその様な大きな問題を系コンサルタント経験のない私には対処できないと説明した。
 日本経営士協会の相談員に電話をすると、相談員の先生が名古屋のベテラン会員を紹介してくれた。そこで、その先生に電話をすると、その様な問題は自分は不得意であるとのことで、別の先生を紹介してくれた。その先生に電話をすると、直ぐに飛んできてくれた。
 その先生に後を任せて私は帰京することになった。


■ 年末の仕事 1223

 昨日は当時だったこともあり、日の出も遅く、日の入りも早い近頃である。今朝はいつもより時間的に早いこともあり、通勤途上で東京タワーがくっきりと見えた。
 奇しくも1958(昭和33)年12月23日、東京・芝公園に東京タワーが完成した日である。当時は、まだまだ日本の経済は本格的回復をしたとは言えない当時で、世界的にも問うようの片隅の国としてしか見てもらえない時代であったろう。
 そのような中で、パリのエッフェル塔を13m凌駕した、高さ333mという高さで、当時世界一の高さの建造物となったことは、日本人として誇りに思ったと母から聞いている。東京スカイツリーに追い越されるまでは、自律鉄塔としては世界一を誇ってきたのであるから当然であろう。
 連休というのに、再び社員研修の支援にかり出された。三浦半島にある竹之下経営の研修センターに急行。
 自分の担当の研修ではないので、講師達の雑用係である。今日の研修生は、管理職であるために、年齢が似通っているためか、私に対して気軽に声をかけてくれるのが嬉しかった。


■ 初体験 1224

 今日はクリスマスイブである。コンサルティング・ファームというのは時間が読めないので、クリスマスパーティーは予定されていない。子供がかわいそうであるが、期待を裏切る方がもっとかわいそうと考え、特に言っていない。
 まだ、経営コンサルタントになって四週間の新米であるが、研修会場に行ったら先方の担当者から「竹根先生ですね?」と確認された。「先生」呼ばわりされて、何となくこそばゆい思いである。
 講師は、木村課長で、最初に一時間ばかり、SWOT分析についての説明をし、その後で「わが社の分析」というテーマでSWOT分析をするのが、この研修の目的である。
 社員研修のテーマとしてSWOT分析のような単純なツールを利用することに、意外性を覚えた。経営コンサルタントによる社員研修といってもそれほど好打なことをやるわけではないのだと思った。
 先ず、KJ法で、自分の会社の強味と弱みを列挙させる作業から始まった。私は、木村講師の補助として、KJ法作業がスムーズに進むように、受講者のグループを廻り、アドバイスをした。
 私は、自分でもKJ法を利用するとは言え、その方法は自己流である。木村講師の考えと違ったらどうするのだろうと心配しながらも、それを顔に出さず、堂々と振る舞った。
 初体験は、あっという間に終わったが、研修会場を出た瞬間、ドッと疲れが出た。木村課長は、スタスタと駅に向かっていった。
 クリスマスイブというのに、帰宅したら、子供達はすでに眠っていた。クリスマスパーテーを楽しみにしていただろうにと思いながら、寝顔を覗いた。


■ 仕事の指示 1225

 出社するとまもなく名山部長が私を呼んでいる。名山部長は、自分の直属の上司ではないのに何だろうと訝りながら、部長席に飛んで行った。「君、29日日曜日に、板橋の会社の社員研修に行ってくれ」と、こちらの日程も訊かずにいきなりの指示である。
 どの様な会社で、どの様な研修なのかを訊くと、大声で「そんなことは、自分で調べろ」と一括されてしまった。今、うちの会社が受注している案件にどのようなものがあるのかを何処で調べれば良いのかわからない。
 幸い、高校の先輩である畑中さんが出張から帰ってきているので、会社に彼が戻ってきたら訊いてみようと、すごすごと自席に戻った。ところが畑中先輩は、今日は帰社しないようである。
 それにしても、自分の直属の上司でない名山部長から仕事の指示を受けても良いのだろうか。そんな疑問が湧いた。直属の上司である五月部長は不在である。
 同じ部の木村課長にそのことを話した。聞くところによると「直属上司」というのはいなくて、仕事・プロジェクトによって上司が異なることを教えてもらった。入社して四週間目になって、ようやく指示系統がわかった。要は、この会社では、組織はあって、内のと同じであることを納得した。


■ 飛翔会賀詞交歓会動員 1226

 今日は、終日、一月十一日に開催される竹之下経営の年中行事である飛翔会賀詞交歓会への出席者動員をかける電話戦略に取り組んだ。会場が京都国際会館で、動員目標総数が三百人であるが、現段階では確定百九十人、不確定八十人であった。
 これまでの電話の内容ではなかなか動員できないので、主賓である加賀殿下の名前を使って、不確定の八十人を対象とするのではなく、まだ声をかけていない人にシフトをして電話をかけまくった。
 直属の上司ではなく、隣の名山部長が私のやっていることを覗き込んで「すでに電話をかけてまだ出席が確定していない八十人あまりを対象として電話をした方が確率が高い」と大声で言った。部屋にいる全員の視線が私に集まった。
 不確定な人というのは、断るのに適切な言葉が見つからないので、出られるかどうかわからないと言っている人が大半であることを説明した。「部長の指示を聞くことができないのか」と再びすごい剣幕である。


■ 動員戦略を変える 1227

 昨日に続き、飛翔会賀詞交歓会の動員を朝から始めた。今日は、年末最後の金曜日で、今日までの出社で、明日から正月休みに入る企業が多い。そのために、緊急の電話以外は迷惑顔である。
 これまで電話をかけていない会社を中心に動員を図る戦略をとってから、動員率が高まり、目標の三〇〇に対してあと六人というところまで達した。
 名山部長の指示では、無駄が多いけど、彼の顔を立てるために、これまで未確定であった会社でも、断り文句として不確定というのではなく、諸事情でまだ不確定と言ってきた十数社に電話をしたところ、ついに三〇八人になった。


■ プラス思考 1228

 前回のチュータリングサービスの共通タスクとして「マインドの棚卸し」というテーマであったが、その続きとして「何事にもプラス思考で考える」というテーマが与えられた。書き出しに「羮(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹く」という故事から始まったので、始めは無関係かと思いつつも読み始めた。
 何かに失敗すると、そのことへの取り組みが消極的になりがちであるが、それがプラス思考に反することであるという説明に繋がることを教えてくれていうのである。さらにその続きを読んで考えると、こんなことを教えてくれている。

 物事をすべて否定的にに考えていては、可能性をすべて潰すことになります。そこには前進もなくなります。
 失敗したら、そのリカバリー策に挑戦し、それが実現したときの喜びは起業家には大きなものです。
 どんなちいさな成功でも、それを喜ぶことができる、プラス思考が、明日への飛躍に繋がると信じて言います。


【 注 】 日記から週記へ

 2013年11月最終週から、日記ではなく「週記」になりました。主人公の竹根が転職後多忙で多少でも時間を作ることができるようにするためです。新米経営コンサルタントという新しい仕事に慣れない部分を充分とはいえないながらもカバーできると思います。

 竹根に一層の声援を送ってくださると幸いです。


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