2014年02月05日

■■【コンサルタントのトンボの目】 不動の柱を社員に植え付け



■■【経営コンサルタントのトンボの目】 不動の柱を社員に植え付け

  経営コンサルタント事務所
  B・M・S・21代表 山本 修 先生
  日本経営士協会 常務理事 関西支部長

 山本先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。近年は中小企業のコンサルタントとしてもご活躍中です。

 また「日本経営士協会 関西支部長」として活躍されておられます。

 筆者詳細情報 http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/0060.htm


■■ 不動の柱を社員に植え付け

  読者の皆様には希望に満ちた良いお年をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は[トンボの目」をご愛読いただき有難うございました。本年も日々起きる事象を多眼的に見てお届け致したく思いますので、変わらぬご愛読の程宜しくお願い申し上げます。

 筆者はコンサルタント業務の中で、企業の業務改善手法として「5S(整理、整頓、清潔、清掃、躾)」を用いるが、最近になりある企業において社是として「5S」を掲げる企業があることを知りました。どのようなものか是非知りたいと探していたところ、思いがけなくも身近な産経新聞夕刊にて知ることが出来た。

 社員に意識付けるために、「社歌」ならぬ「社員歌」としているとのこと。何故「社員歌」としたのか読者諸氏にも是非知って頂きたく、紙面を借りてお伝えしたい。


■ 不動の柱を社員に植え付け

 半導体製造装置メーカーの「大日本スクリーン製造」には、あまり耳慣れない「社員歌」があるといわれる。

 一時期会社の信条や理念を表現する手段として「社歌」が流行った時期があったが、時代の変化と共に殆ど聞かれることが無くなった。しかし「大日本スクリーン製造」では、平成17年から、本社で午前と午後の始業5分前に社員歌「5Sの歌」が流れ、行進曲のような力強いメロディと歌唱力に、訪れた取引先や顧客もびっくりするという。

 作曲者は、アテネ五輪の日本シンクロナイズドスイミングチームの競技曲を作曲した大沢みずほ氏、歌うのは人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を歌ったささきいさお氏である。


■ 5Sの信条

 「5S」とはスクリーンの頭文字にちなんだスローガンで、サービス(奉仕)セーフティー(確実)、スピーディー(迅速)、セービング(節約)、スタディー(研究)をさしている。

 創立10周年の昭和28年10月の記念式典で、当時社長であった故石田徳次郎氏が社是として「5Sの信条」を発表した。5つの「S」の下に全社員が団結し、“世界のスクリーンになる”という夢に向かって邁進するという願いを込めたものであったという。

 半導体製造装置で世界市場に進出した同社は急速に成長し、これに合わせるように、新しい企業理念やキャッチフレーズを策定していったが、そのカゲで「5S」の精神は次第に社員の意識から薄れていった。企業規模が大きくなっていくにしたがい“原点”を見失うことは良くあることである。「5Sを言えない人間が社内にいるのではないか」と、いつしか同社幹部が心配するほどになり、やがてその危機感が高まり、平成16年、改めて「5Sの信条」の共有を打ち出し「社員歌」の制作に取り掛かったのである。

 当時のキャッチフレーズが「シンクロナイズ」であったことから、作曲は前述の大沢みずほ氏に白羽の矢が立った。歌うのは「力強く、社員の背中を押す歌い手がいい」と男性歌手の中から選考し、数多くの候補者の中から絞り込んだのが宇宙戦艦ヤマトの主題歌で、社員を鼓舞するには申し分ないと、ささきいさお氏に決まったという。

 「この歌を聴くと、疲れていても仕事をやる気が湧いてくる」と社員の評判は満点であり、毎年の同社の入社式では、入社2年目の社員が謳うのが恒例であるという。

 音楽は人を動かす力を持っている。いろいろなミュージシャンがいう言葉だがこの社員歌が同社に不動の柱を植え付けているのは確かなようである。

参考文献:産経新聞夕刊掲載記事より


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