2014年06月23日

■■【経営コンサルタントのトンボの目】包装の常識を変える

■■【経営コンサルタントのトンボの目】包装の常識を変えるか?湿気吸う半透明フィルム

  経営コンサルタント事務所
  B・M・S・21代表 山本 修 先生
  日本経営士協会 理事 関西支部長

 山本先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。近年は中小企業のコンサルタントとしてもご活躍中です。

 また「日本経営士協会 関西支部長」として活躍されておられます。

 筆者詳細情報 http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/0060.htm

 

■ 包装の常識を変えるか?湿気吸う半透明フィルム

 昭和30年代半ばに、セロハンに塩化ビニールの膜を貼った「防湿セロハン」が開発されたことにより、湿気を嫌う商品(キャラメルやタバコ)の外装に湿気を防ぐ為に防湿セロハンを使うことが一般的となった。防湿セロハンを製造するレーヨン繊維の会社は著しく業績を伸ばしたことを、当時セロハン業界で営業を担当していた筆者は懐かしさも併せて鮮明に覚えている。

 それから約半世紀経た先日のこと、いつものように新聞の朝刊に目を通しているとき「富士フイルムは、専用の乾燥材を使わずに錠剤薬や、菓子などを包装保管できる独自の半透明フィルムを開発したことを明らかにした」との記事が目にとまった。

 昔を思い出し、懐かしさもあって一気に読み終わった。筆者の思い出は防湿セロハンであるが、記事は透明な吸湿フィルムの開発記事である。

 科学の世界は日進月歩、半世紀を経た今、湿気を防ぐことから吸湿で乾燥させるフィルムの開発へと進歩していることを改めて感じたものである。

 記事によると、新開発のフィルムはフィルムそのものに高い吸湿能力があり、幼児らが誤って乾燥材を呑み込む事故を防げるほか、ごみの削減にもつながることなどが見込まれている。


■ 乾燥材不要の包装可能

 新開発の「吸湿フィルム」は、フィルム上に超微細な穴を無数にあけ、その穴に吸湿剤を埋め込むことで包装内部の湿気を吸い取り、乾燥状態を保てるようにしたものであるという。 

 吸湿機能を備えたフィルムはこれまでにもあったが、吸湿能力の問題と共に、内容物を判別する為の透明性に課題があり、決定的なモノが無いのが現状であった。

 これに対して、新フィルムは、湿気を吸い取る特性を持つ他社製品の既存フィルムに比べて2倍以上の、1平方メートル当たり最大で13グラムという高い吸湿能力と共に初めて半透明化も実現した画期的なものである。

 少し加工を加え、アルミ箔などで同フィルムを挟み込む三層構造にすることによって外部からの湿気も防止できるほか、吸湿が短時間で終わらないように吸湿速度をコントロールすることも可能であると言われている。 

 これにより専用の乾燥剤を同梱しなくても、包装内の菓子などの商品の乾燥状態を一定期間保つことも出来ると共に、そのままの状態で内容物を目で確認出来ることが不可欠である医薬品などの包装にも応用できるようになったと言う。

 また、同社によると、欧州の一部の国では幼児や高齢者の誤飲を防ぐ目的で、口に入れる医薬品などの商品については、乾燥材の別途封入の規制を検討中と言われているが、日本でも同様の動きが出る可能性が大いにあり、食品や医薬品をはじめ湿気を嫌う様々な商品の包装への採用を促していく方針であると言っている。

 科学は新しいものを開発し、それを商品化することによって社会生活を便利なものとすると共に豊かにしていく。それにより企業は利益を得、また新しいものを開発していく。

 我々の住む社会は人と人との結びつきと支え合いで成り立っている。「人」と言う字がそれを教えてくれる。

 

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