2014年07月31日

■■【経営士塾】 JKJ-407-1 自分史分析 小林先生

■■【経営士塾】 JKJ1402-407-1 自分史分析 小林先生

http://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/131.gif この記事は、日本経営士協会独自の「経営士塾」塾員のためのブログです。

  経営士塾
  http://www.glomaconj.com/seminar/shutokuhosho/shutokuhosho.htm

 

407-1 メールタスク 自分史分析


メールタスク 407-1 自分史分析(自分の生い立ち分析)


自分自身が歩んできた道を分析するときに、どの様なツールを用いて分析をすると、真の自分分析に繋がるでしょうか。


1) 一つのツールではなく、いろいろなツールを、組み合わせると多面的に分析できるが、どの様なツールを、どの様に組み合わせると、効果的か。


2) それをどの様に活用したらよいか、またそれをビジネスチャンス拡大に繋がるには、どうしたらよいか

図版を付けたword文書にて、回答してください。回答は、フレームだけで結構ですが、ご自身で実際に自分分析を行ってみて下さい。

 

 

 

2014729

小林一也

 

自分史分析に関する私見

 

 まずは「自分史」というものを再確認しようとしてみました。

自分史を英語で何というかと思う時、「Self History」と直訳的に発想しますが、履歴書のことを「Self History Statement」というように、これは、一般的に「履歴」とされており、自分史=履歴と発想し、自分史はいわば自分宛の履歴書を制作するがごときものであるように捉えられることは決して的外れではないように感じられます。

 

しかしながら、「自分史=履歴書作成」のみでは薄すぎておもしろみがありません。もう少し「Self」をキーワードとして調べてみますと、Self-Concept,Self-esteem, Self-knowledgeなど関連語句に遭遇致します。それらの意味をそれぞれ追跡してみると、これらはどうやら心理学、社会心理学の領域の専門用語として扱われているものであることが理解されています。

 

それらの中に、「Self-Schema(s)」という概念があることを知りました。関連日本語サイトでもそのまま「自己スキーマ」と直訳されているようですが、自己の過去の経験の蓄積から形作られるもので、これを自分史と換言している所説が見当たります。日本語のものは文言のみで記述するものがほとんどで、英文のものには、概念を画像でビジュアル表現するものが多いことも気づきのひとつでありますが、その画像のひとつにとても関心を引くものがありましたので、そのまま引用します。

 

 

 

貼り付け元  <http://en.wikipedia.org/wiki/Self-concept>

注釈:和訳は当稿作者自身によります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 自己概念は、自己スキーマ、過去の自分、現在の自分、そして、未来の可能性を持つ自分という要素から成り立つことを表現していますが、ここでは、過去の自分と自己スキーマというものを別物として判別しながらも、両者は、自己概念の構成要素であることを主張しているようです。


 このことは、自己スキーマが、過去の経験の蓄積から造られるとする説とはいささか異なる見解を示すようですが、いずれにしても、自己概念の構成要素であると、朧気に観取しました。

 

 

  そして、自己概念を、他の自己認識、自尊心、社会的自己と総合的に捉えることで、自分自身というものを表すことを表現しています。

 興味を引いたのは、自己概念、自己認識、自尊心という、自分を主体とする概念に、社会的自己という、文字通りの社会性を含んでいることです。

 因みに、これら諸要素には、顕在的なものと、潜在的なものが含まれるという所説もあるようなので、2次元のこの構成図は、その「厚み」、3次元的な要素を注視する考え方も含まれていると考えた方が良さそうです。

 とても長い準備体操でありましたが、これらも参考にさせて頂きながら、タスク課題の私見をまとめようと致しました。

 

 

 


1.自分史分析に最適と思われるツールの組合わせ


①履歴表



 

②自分同心円




 

 ●同心円バリエーション:コミュニケーション対象者の他に、活動エリアなどに注目して、自分を中心とした範囲の広がりの図を制作。ビジュアル化する。


③Free Mindとマンダラ



 


④願望表



 


2.それらツールの利用方法とビジネスチャンスの模索

 

A.ツールの使い方


①履歴表


 時系列でみた特定時点での事実を、地理的空間、そして社会的自分の位置を振り返り、その時の主だったコミュニケーション対象者が誰であったかを再確認してみます。事実の列記なので、問題なく記せます。この時、自分の社会的位置、活動地域などがいかに広がってきたのか、あるいは、変わらずにいるのかなどを、時系列空間的に感じることになります。と同時に、そこには誰がいたのかを再認識することとなり、その時点の自分の活動範囲がどのようなものであったかを思い出す糸口なるはずです。



② 自分同心円


 自分を中心とした、コミュニケーション同心円、活動域同心円などを図や絵で記してビジュアル化します。やはり、事実をそのまま記すだけなので問題なく記すことができます。このことで、特定時点の活動空間と活動対象者の広がりを感覚的により強く呼び起こし、顕在的記憶はもちろん、忘れていたことや、忘れてしまおうと思った潜在的なものも、自由に「閲覧」するための準備を行います。




③ Free Mindとマンダラ


「水は方円の器に随う」自分だけでなく、人もまた環境や付き合う人々によって、決意したり、考えを変えたり、良くも悪くも変化するものと考えます。絶えず良いということはなく、絶えず悪いということもない、と捉え、自分というマンダラをそこに記します。マンダラとはサンスクリット語で「丸い」を意味していて、円というのは、円満、完全を意味する図形です。この円全体が自分を意味することになりますが、履歴表の時代ごとにそれぞれの自分がいると想定して、それぞれの時代の自分を円内に記して配置します。


 Free Mindというのは、いわば1人ブレインストーミングであります。それぞれの時代ごとに、良かったことと悪かったこと、したかったこととできなかったことなどのように両極にあるお題をつけて、関連する事項を思いつくままに、とらわれずに記していきます。ある言葉を記せば、それと関連する別の事柄が発想されるかもしれません。構わず、全て書き出してみるという作業です。


 上図はロジックツリーを横倒しにしたような図になっていますが、これはロジックに捉われるのではなく、単に頭の中身を書き記す作業です。頭の中で、どの言葉がどの言葉と結びついていたのかをみるためのものです。言葉そのものも、名詞あり、形容詞あり、動詞ありと全くのフリーで記してみることになります。


 フリーにすることで、潜在的なものも特定の言葉として抽出して、一度「閲覧」してみる機会を作るための作業です。




④ 願望表


 時系列であることを継続しますが、各時代ごとに、それまでしようとしていたこと、なろうとしていたことを思い出します。一方では、それが達成できたのか、できなかったのであれば、そこで何を新たに思ったのか、過去のある時点で思った未来の姿を記してみます。他の時代の自分が邪魔しないように、その時の自分だけでそれらを書き記すように努力します。

 


B.ビジネスチャンスの模索


 以上、自分史の分析方法の一私見でございましたが、正にそれは、赤裸々な自分の履歴書であろうかと思い至ります。一般的な履歴書といささか異なるのは、フツーの履歴書であれば、閲覧者の関心、あるいは感心を得んがための技巧が施される訳ですが、ここでいう自分史履歴は、言わば、今の自分に対する昔の自分からの履歴書提示となり、他人には口が裂けても言えないことも含んでいるかもしれません。しかし、自分との対話であるので、それで良いのであって、誇張も謙遜も無用となります。なぜなら、良く言われるように、お釈迦様と自分に嘘はつけないのでありますから。

 

 履歴書は提出されました。さて、すべきことは何かと考えあぐねます。そこで思いつくのが、これまでもそうであったように、自分は自分自身のプロデューサーであり、マネージャーであり、かつ、役者そのものでもあるという事実です。履歴書は、自分がどんなに阿呆かを示すものであるかもしれませんが、自分は、この自分自身ならできる役柄、そして叶うなら、適役というポジションを見つけてやらねばなりません。

 

 チャンスというものは、その能力、あるいは、それに対する気概が備わっている者にとってこそ意味があることを思えば、やはり、自分は、自分自身に対して、日ごろからの修練の必要性を説き続ける必要があるでしょう。ドラスティックに「常在戦場」を掲げることはなくとも、いつでも、出立する気概を旺盛に蓄える必要があると考えます。

 

 それは、待ち続けるというものではなく、絶えず機会を伺うという性質のものでなければなりませんので、五感を働かせながら、いつでも本物の「履歴書」を差し出せるようにするという姿勢は必定と思います。

 

 

 過去の自分の制作した履歴書は、これまで自分がどの国の人間として、どの地域で活動し、どういう人々と遭遇してきたかなどを報告してくれます。どうしようとしたのか、結果どうだったのか、どう対処しようとしたのかなども、改めて鳥瞰することができるでしょう。それらから、自分の得意とすること、苦手なことは自ずと発見されることであります。仮に、現況がこれまで一度も遭遇したことのない環境であったとしても、それらはとても参考になる「役者の性格」でありますので、プロデューサーとしては、相手の要求、要望に対して、自分という役者がいかに有用な人物であるかを訴求し、説得する必要があるということなのだと感じます。

 

 

 

 




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この記事へのコメント
 塾長です。

 まずはじめに、word原稿との相性があまり良くなく、フォントが不揃いになったりしていることをお詫び申し上げます。

 「自分史分析」という言葉の意味から取り組まれたのは、先生が初めてだと思います。その過程で日本語の資料と英文資料の違いを発見され、その融合を試みた先生の取り組みは素晴らしいと思います。

 「百聞は一見にしかず」といいますが、図版が入ることにより理解を得やすくなります。一方、図版を描く労力は大変だったと思います。

 「興味を引いたのは、自己概念、自己認識、自尊心という、自分を主体とする概念に、社会的自己という、文字通りの社会性を含んでいることです。」という発見は、私も先生のこの図を見て大変興味を持ちました。

 しかも、それを二次元としてのとらえ方だけではなく三次元での見方をされた先生の発想力に学ぶところがあります。

 実際に自分史分析をされ、新たな発見もあったと思います。また、その他意見を活かし、今後も改良を重ねて、さらに上の”商品”に成長させてくださることを期待します。
Posted by 経営士経営士 at 2014年07月31日 10:42
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