■■【経営コンサルタントの独り言】 人手不足とロボット
■ 人手不足とロボット
私どものメルマガで、コンビニ店の人材確保の話が取り上げられました。
昨今、飲食店でも人が確保できないで店を閉じる事態が起きています。人を安いコストで使い捨て、人材育成に費用をかけないビジネスモデルには人が集まらなくなってきました。
既に若者は将来の見えない職業に見切りをつけ、他の分野に仕事を求め始めています。人を大切にしない経営や社会は、早晩行き詰まる、ということではないでしょうか。
「資本主義の終焉と歴史の危機」(水野和夫著)が売れているようですが、資本主義が悪いのではなくアメリカ主導の資本主義に問題があるとの見方もあります。もう21世紀です。資本主義、社会主義等のイデオロギーの対立ではなく、民が主で、適度な競争、人のつながりを大切にする社会に移行したいものです。
そのような中、最近、ロボットに関する話題も熱くなって来ました。労働人力不足を補う産業用のロボット、高齢化を支える介護用ロボット、あらゆるロボットを手がけてきた日本の出番です。
かっては、国民的スターの「百恵ちゃん」の名前を冠した自動車組立用ロボットがありました。今は更に進化して、電子部品の組み立てもロボット化されてます。最早、微細部品の組立はロボットでしかできない時代になりました。
又、介護の分野では、歩行支援、持ち上げ支援、癒やし支援のロボットも実用化されてます。いずれもまだ高価で普及はこれからですが、癒やし系の人型ロボットはプラットフォーム化の段階に進み、多くの人が協働で使い易いモノに進化させていく時代です。
電子産業は過当競争で市場がおかしくなってしまいましたが、ロボット産業は節度を持った競争と協調で健全な市場を作っていきたいものです。
【 注 】 当ブログ発行者が一部変更
【筆者】 石原 和憲 先生
新環境経営研究所所長
日本経営士協会登録経営士、横浜経営支援センター センター長
大手事務機器メーカーに永年勤務後、経営コンサルタントとして独立。
「21世紀の環境経営を実現する技術コンサルティング ~地球環境に優しい21世紀のモノ作りを実現すべく、リスクマネージメントの視点で企業経営を支援する~」という理念の基にご活躍
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日本最初の経営コンサルタント団であります日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の干渉を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
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