2015年06月12日

■■【経済の読み方】何が起こった2015年5月を時系列に見る 前半

■■【経済の読み方】何が起こった2015年5月を時系列に見る 前半

 世の中の動向は、アラカルト的に見ることも大切ですが、時系列的に見ると、また異なった面が見えてきます。
 ここでは、これまでブログ掲載してきました内容を、月単位に、コンパクトにまとめてご紹介します。

※ 月により文字数が多くなりますと、分割掲載することがあります。



■ ソフトバンクも後継者問題の検討時期

 時代の寵児の一人といっても過言ではない、ソフトバンクの孫正義社長ですが、その存在が大きいだけに後継者問題は深刻です。
 国内だけではなく、グローバル展開をできる人が求められます。これまでの成長の原動力は、M&Aが中心でした。今後もその戦略で進むべきなのか、「ソフトバンクグループ」として、グループ企業の充実に重点を移すのか、戦略選択に迫られる時期でもあるでしょう。  映像



■ ネットの株式会社勧誘は大丈夫か

 「クラウドファンディング」が注目を浴びています。クラウドファンディングはネットを通じて幅広く小口の資金を集める仕組みで、インターネットを通じて資金を調達することが比較的容易にできます。ベンチャー企業など未上場企業にとっては便利な方法のようです。
 これまでは、「株式への投資」は禁じられていました。それがネットを通じて募ることが解禁されます。創業から間もないベンチャー企業にとっては、事業展開や研究開発に必要な資金の調達が課題でした。それが容易となりますので、ベンチャー企業の育成につながることが期待されます。
 その一方、そうでなくても未上場企業にまつわる詐欺事件が後を絶たない昨今です。法的にキチンと整備されているのでしょうか?
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■ トクホの範囲が広がり安全性は大丈夫か?

 国の許可を受けて表示できる「トクホ」ですが、審査が結構厳しく、消費者にとってはそれなりに指標として評価できると思います。ところが、この度、その範囲が広がることになります。
 一定の科学的な根拠があれば「体脂肪を減らすことができる」といった食品の”効能”を、国の審査なしに「機能性表示食品」として表示できるようになります。家電製品などの安全性で「CEマーク」を付けることができるような制度です。
 昨年、理化学研究所のような国家機関の研究員の問題がまだ記憶に真新しく、この制度はそれとは性質が異なりますが、何となく心配です。社会的にコンプライアンスが重視されて来ていますので、欧米流の自己責任による表示法として受け入れざるを得ないのでしょうね。  映像



■ 東京オリンピック・パラリンピックはメダルがいくつ?

 オリンピック・パラリンピック開催まで5年になりますが、施設の工期は間に合うのでしょうか?とりわけ、メインスタジアムは、斬新なデザイン名だけに、建築技術がそれに追いつくのかどうか、気になります。
 一方、オリンピック・パラリンピックは、ホンネの部分ではナショナリズムを意識してしまいます。たくさんの日章旗が揚がってほしいと思うのは、多くの日本人に共通するのではないでしょうか。ロシアや中国は、日本などでいうプロが国費で育成されて参加するわけで、日本などは予算的にも桁が異なる差があります。
 多くのメダル獲得のために、スポーツ予算の増加が気になる一方、庶民の生活支援の予算も欲しいと、欲張るのは、私だけでしょうか。 
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■ デパートの若い女性客取り込み戦略

 デパートといえば、セレブの中高年客の比率が高く、庶民には敷居が高いイメージがあります。そのデパートの新戦略として、消費行動が積極的な若い女性の顧客層を増やす取り組みを強化しています。
 老舗デパート三越伊勢丹は、若い人の多い東京・六本木エリアには店舗展開をしていませんでした。20代から30代の女性が好む衣料品や化粧品などに焦点を合わせた品揃えで、新しい客層を呼び込もうとしています。
 他の大手デパートも、いろいろな戦略で対応し始めています 詳細

■ 国産飛行機「ホンダジェット」

 第二次大戦までは、日本は世界で冠たる、トップクラスの航空機産業を持っていました。終戦で、日本が力を付けることを怖れた連合軍は、日本の軍需産業を大幅に制限しました。当然、航空機の製造は禁じられました。
 戦前、航空機産業に従事していた、とりわけ技術者等は、戦後、多くが自動車産業に身を投じることになりました。一部が、今日の新幹線技術に繋がっていることも周知の通りです。
 平和国家として歩んできた日本は、国産第一号としてターボジェットのYS-11を開発しました。性能は優秀であったと聞いていますが、コスト面でライバルに勝てず、撤退を余儀なくされてきました。航空産業に従事する人だけではなく、多くが望んでいた国産機ですが、ホンダが小型ジャット機でそれを実現してくれました。
 今後、ライバルとの競争が待ち受けていますが、自動車と同様に、国産ジェット機でも本田宗一郎魂を世界に広めてくれると思います。 映像



■ 化石燃料を使わない水素??

 燃料電池車の普及など水素エネルギーを活用が進められています。水素エネルギーは、化石燃料を使わないエコエネルギーとして知られています。ところが水素の製造過程で二酸化炭素を排出しています。
 
現在、日本で使われている水素は、化石燃料を使う製鉄所などで作られています。すなわち、二酸化炭素の排出を伴っています。それを風力など再生可能エネルギーから生み出された電力を活用し、二酸化炭素を排出せずに水素を作り出す仕組み作りが必要です。 映像



■ SIMロック解除の注意点

今月からスマートフォンなどの端末を契約した携帯電話会社以外では使えないようになっています。これを「SIMロック」といい、2015年5月1日より、今後発売されるスマートフォンなどでは、購入後一定の期間が過ぎれば携帯電話会社を自由に変更することができるようになりました。
 これまでは、契約電話会社を変更する時に端末を買い替える必要がありました。今後は、それまで使い慣れていたスマホ機器をそのまま利用できます。「格安スマホ」の利用を含め、便利になりますが、その注意点にも気を配る必要があります。  映像



■ ブログやSNS等における写真投稿の怖さ

 私たちは、あまり意識せずして写真をサイト上に掲載しています。ところが、セキュリティの専門家は、それに渋面しています。IPAサイトの記事を基に、その怖さと対策をご紹介します。

◇ 仕組みを知ると怖さが見えてくる

 自分が掲載した写真に他人が写っていた場合には、肖像権の問題が発生します。背景に写ったものには著作権が絡んで来るかもしれません。

 IPAによる情報では、「Exif(イグジフ)」というデジタルカメラの機能について、警告を発信しています。写真を撮影した際、撮影日時や撮影機器のモデル名、カメラの設定等々の情報が写真に添付されてしまいます。GPS情報も付加されてしまいますので、そのまま写真を投稿すると、そこに写っている内容に関わらず、閲覧者は撮影場所がどこであるのかを知ることが可能だそうです。

 例えば、自宅で撮影したとします。GPS機能で撮影位置を知られてしまいますので、、自宅の住所が閲覧者にわかってしまう可能性があります。

 「ブログやSNSの機能によって、公開範囲の指定をしているので、指定以外の人には見られないから大丈夫」と考えたくなります。確かに、閲覧者は何らかの形で自分との関わりがあるので、悪用することはないかもしれません。

 ところが、SNSなどでリツイートすることにより、自分とは関係のない人まで広がってしまいます。また、写真というのは容易にダウンロードできますので、それを別の友人にメールで送信したりしますと、自分が想定している公開範囲以上に拡散してしまいます。
 セキュリティの専門家は、「写真のアップロードは、“全世界の不特定多数の人に閲覧される状況にある”という認識を持つ必要がある」と強調しています。


◇ 写真アップロードに関わるトラブル回避法

 ブログやSNSに写真を投稿する前に、IPAが紹介していますトラブル回避策を紹介しておきます。

1.投稿時にはExifのGPS情報を削除する

 自分のカメラのGPS機能の有無を確認することから始めましょう。

 デジカメの設定メニューを開きますと、GPS機能に関するメニューがある機種では、GPS機能をOffにすることをお薦めします。これをOffにしますと、後刻、写真を基に、どこで撮影したのか確認をすることができなくなるなど、不便さがあるこをと承知しておいてください。

 GPS機能が付いていない機種もあり、その場合にはGPSに関する問題は少ないです。デジカメの設定メニューを見て、GPS関連機能がメニューとしてない場合には、一般的にはGPS機能が付いていないと考えて良いでしょう。しかし、必ずしもそのように断言できませんので、メーカーに確認することをお勧めします。

 GPS機能をONにしておいて、アップロードする写真においてのみExifのGPS情報を削除するという方法も採れます。その機能処理のできる画像加工アプリを用いての作業が伴いますが、安全性と利便性を維持するためには、その代償はやむを得ないと覚悟すべきでしょう。

2.一緒に写っている人の許可を得る

 自分自身のリスクを前項のようにして回避しても写真に一緒に写っている人にすれば迷惑なことかもしれません。

 そのためにトラブルになることも懸念されますので、どうしても他の人が写っていたり、著作権が心配なものが背景に写っていたりする場合には、事前に許可を取るべきでしょう。

3.公開する必要のない写り込みは加工する

 前項において、相手の許可が取れない場合には、写真そのものを、人物や著作物が特定できないように加工をする方法があります。写真加工アプリを利用して、トリミングやぼかしなどの加工をすれば、その問題は処理できます。ただし、加工のやり方によっては、見た目には見えなくても、画像処理アプリケーションでそれを削除できてしまうことがありますので、注意が必要です。

 あまり神経質になりすぎますと、写真公開のせっかくの機会を失うことになります。一方、公開することにはリスクがあることを強く認識すべきです。加工などの手間が億劫である人は、リスクを負う覚悟を決めるか、写真を投稿することを減らすとか止めるとかして、リスク低減を図る必要があります。


 ネットの便利さ、素晴らしさというメリット面と、ディメリット面を、お互いに認識しなければいけないですね。

 詳しくは「IPAサイト http://e-net.smrj.go.jp/archives/492」でご覧下さい。



■ 大学で喫茶店の経営講座

 景気が上向き、人手不足の深刻さが増してきているようです。例えば外食産業では、深夜営業を止めるとか、店舗閉鎖をするとかという手立てを打っています。その外食産業の人手不足解消の一環として、大学などで業界をテーマにした授業を行うなど、人材確保に向けた取り組みがこれまで以上に強まっています。
 授業では出店や店づくりの戦略のほか、接客のポイントなどをテーマにしていて、通常の授業と同様に成績の評価も行っています。
 授業を通じて興味を持ってもらい、アルバイトの定着率も高めることを目論んでの取り組みですが、投資対効果の程はどの程度なのでしょうか。 
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■ 東京電力は大丈夫なのか?

 決算結果が各社から発表されています。そのような中で、東京電力の決算も当然のことながら発表されました。その結果は、グループ全体の決算は、燃料の調達価格を引き下げたことやコスト削減の効果で、経常利益が2080億円と2期連続の黒字となりました。
 あれだけの事故を起こしておき、多くの費用を投じているはずが、2期連続で黒字というのは、どう考えても解せません。震災現場では多くの人が苦しんでいるにもかかわらず、黒字であれば、役員も高額な報酬を得ているでしょう。
 なぜ、黒字が出るのか・・・
 答は簡単です。われわれが高価格の電力量を支払っているからです。赤字になりそうであれば、売電価格を上げればよいのです。広瀬社長は、公然と「売電価格を上げるのは、自分達の権利です」と言い放っているのです。 詳細



■ 異次元政策のゆくえは??

 ”次元の異なる”と強調した黒田日銀総裁による大規模な金融緩和の導入から2年余りがたちます。しかし、「2年程度で2%の物価目標を実現させる」と言っておきながら目標としています”2%”は未達です。
 4月30日に金融政策決定会合が開催され、最新の経済と物価の見通しが公表されます。これまで原油価格の下落などの影響で目標に達していないと、その理由を説明してきました。しかし待ったなしです。原油価格の下落の影響が薄れる秋以降、物価の上昇率が高まっていくことが予測されています。「今年度を中心とする期間に2%程度に達する可能性が高い」ということが発表されるでしょう。
 「物価上昇=成長」という公式を鵜呑みにしては、これから逆に2%を大きく超えるようになりかねません。個人的には、現在の0%前後の状態が良いと考えていますが、素人の浅はかさでしょうか。 映像



■ 日本のエネルギーミックスにプラスか?

 世界最大規模の石油権益を巡って国際入札が行われていました。欧米のメジャー各社に加えて、韓国や中国の石油開発会社も参加しました。各国政府の強力な後押しもあって、水面下で激しい競争が繰り広げられてきたようです。
 日本におけます資源開発大手の一つ、INPEX’国際石油開発帝石)は、UAE(アラブ首長国連邦)のアブダビ首長国で権益確保の交渉を続けて来ました。UAE全体権益の5%相当分を11億ドル(約1300億円)で獲得する方向で最終調整に入りました。
 これが実現すれば、原油の安定調達に向け一段と前進することになるでしょう。 映像



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