2015年08月13日

■■【経済の読み方】何が起こった2015年7月を時系列に見る 後半

■■【経済の読み方】何が起こった2015年7月を時系列に見る 後半

 世の中の動向は、アラカルト的に見ることも大切ですが、時系列的に見ると、また異なった面が見えてきます。
 ここでは、これまでブログ掲載してきました内容を、月単位に、コンパクトにまとめてご紹介します。

※ 月により文字数が多くなりますと、分割掲載することがあります。

■ ギリシャ・中国経済とIMFの見通し

 ギリシャの国民投票で、EU緊縮策に対して「ノー」を選びました。その結果、当然のことながらEUは、対応に苦慮しています。ギリシャを閉め出せば、EU・ユーロの信頼性に傷がつくからです。
 中国は、バブルがはじけるのではないかという懸念が強まり、中国政府はなりふり構わぬ株価下支え策を講じているようです。アメリカは、労働指数は回復してきていますが、景気が冬場に一時的に落ち込む予想で、金利上げも、年内という声がやや弱くなっています。日本は、個人消費や賃金の上昇はなお勢いを欠き、回復に力強さがありません。
 IMF(国際通貨基金)は、「先進国の成長が徐々に加速し、来年にかけて上向いていく」としています  
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■ 景気の実感 食品の相次ぐ値上げなどで悪化

 マクドナルドの二桁マイナスが、12か月も連続しています。商品への異物混入問題などの影響がまだ続いています。小さな子どもがいる母親を製造工場や店舗の視察に招いたりする取り組みによって、信頼の回復を目指しているようですが、まだ功を奏していません。コンプライアンスの重要性を痛感する痛ましいことです。
 6月の景気ウォッチャー調査によりますと、穏やかな回復基調でいましたが食品の相次ぐ値上げで買い控えが広がっているという声がでているようです。、マクドナルドだけではなく、まだ買い控えや選択の厳しさは続きそうです。
 ちなみに、景気ウォッチャー調査は、内閣府が小売店の店員やタクシーの運転手など現場で働く2000人余りを対象に3か月前と比べた景気の実感を聞いて毎月、指数化しているものです。 
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■ 高速鉄道の世界的な動向

 中国が、日本やドイツなど、高速鉄道技術の先進国からハードやソフトを取り込んで、あたかも中国独自開発の技術であるかのごとく宣伝をしています。底の浅さが2012年の鉄道大事故に至ったと言われています。日本でも東海道新幹線で焼身自殺という火災が発生しましたが、その高い運用技術のおかげで大過に至りませんでした。
 高速鉄道と言いますとフランスのTGVが有名ですが、日立の技術で総合的に高速鉄道運用が始まっているイギリスや、台湾におけます日本の新幹線技術による運行も忘れてはなりません。国内では北陸新幹線の話で持ちっきりの旅行業界です。
 TGVなどは、速さをうりものにしていますが、日本では大量輸送が原点にありますので、その安全性が重視されています。アメリカを始め、海外でも注目されています。2025年には、いよいよリニアモーターカーがサービスを開始する予定です。
 世界の高速鉄道技術の祭典が東京で開催され、ますますの発展が期待されます。
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■ あなたのIP電話は乗っ取られていませんか?

 身に覚えのない高額な国際電話料金が請求がきてビックリ!!
 そんなニュースにビックリ!!
 IP電話の乗っ取りなど、考えてもみませんでしたが、何百万円も請求された人がすでに出ています。それも通信事業者側の落ち度ではないので、泣き寝入りをしなければならないという理不尽。
 しかし、ある条件を満たすと、通信事業者が支払うというニュースも入りました。国際電話をほとんど利用しない人は、「国際電話の利用を一時的に制限手続」をされてはどうでしょうか。
 私は多少不便になりますが、手続をしました。それがまた、簡単ではないのです。  映像

■ サケマス価格が上がってしまうか?

 日本人にとって魚介類は、重要な食材です。鯨肉が一般家庭から遠ざかって半世紀以上になります。北大西洋でのクロマグロの漁獲割り当て問題も深刻ですが、ロシアの排他的経済水域でのサケ・マス流し網漁が、来年から禁止されます。
 2015年は、2014年の30%程度の割り当てですが、それがゼロになります。日本の食卓にどの様な影響が出るのでしょうか? 
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■ あなたは夏休みにどちらに行かれますか?

 夏至が過ぎたと思ったら、もう「文月七月」ですね。広い地域で、梅雨はまだ明けてはいませんが、お子さんがいるご家庭では、夏休みの話題もひっきりなしかもしれませんね。 アフリカや韓国で「MERSコロナウイルス」の感染が広がり、話題になっていますので、海外旅行へ行く人は減るかもしれませんね。一方で、マスコミで景気が回復していることが報じられ、ボーナスの増加もあり、少々贅沢な旅行を企画しているお宅も多いでしょう。
 JTBによりますと、昭和44年に調査を始めて以来2番目に多い人が旅行を企画しているそうです。わが家は、服喪中ということで自粛しています。  
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■ 地球温暖化に何処までまじめに取り組むのか

 近年の異常気象は、尋常ではありませんね。自動車が水没する映像をしばしば見るだけでも、以前とは大きく異なることを感じます。COPが開催されても、先進国と非先進国との対立が顕著で、なかなか収集の方向に動いていません。
 日本では、目標達成のためにいろいろと努力が始められています。政府は、地球温暖化対策を話し合う年末の国連の会議に向けて、温室効果ガスを国全体で2013年と比べて26%削減する目標を提出することにしています。
 その一つが温室効果ガスを最も多く排出する電力業界です。2030年度の排出量を2013年度に比べて35%程度削減するという自主目標を策定する方向です。しかし、まだ固まったわけでもなく、そのために原発の再稼働を前提としています。
 日本のエネルギーミックスのあり方が問われています。
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■ 物価上昇はアベノミクスの副産物

「実質2%の物価上昇」を掲げてアベノミクスが継続、安倍総理は「第二ステージに入った」と言っています。
 理解できない人は、大きいことは良いことだとばかりに安倍さんを支持しています。(私は反自民でも反野党でもありません。念のため・・・ <笑い>)
 そのウラで、物価上昇という、庶民の生活を脅かす悪魔が忍び寄っていることを診て見ぬ振りをしていませんか?円安などによる原材料価格の上昇を受けて、今月もパンやチョコレートなど、食品の値上げが相次ぎます。中には10%もの値上げを発表しています。「便乗値上げ」と言われても仕方が無いのでは・・・
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■ AIIBに日本は参加しなくて良いのか?

 TPPが、オバマ大統領に権限を一任したことから、ようやく締結の方向に向かい始めました。ギリシャ問題が話題持ちきりです。ギリシャ首相が、「返済できない」と初めて明言しました。
 このような経済情勢の中で、国際的な金融面がクローズアップされているタイミングで、中国が提唱しているAIIB(アジアインフラ投資銀行)の枠組みを定めた設立協定が締結されました。
 中国は1国だけで重要案件を否決できる事実上の拒否権を持つことになり、フィリピンやタイなどの7か国は、態度を見送りました。近年の中国の目に余る傍若無人ぶりをみれば当然のことです。
 日米は、依然として慎重を期しています。中国が力を持ちすぎたのではメリットも少ないでしょう。しかし、そのままで良いのでしょうか。
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■ シェール関連事業の採算性悪化への対応

 福島第一原発事故で、原子力発電による発電がストップ、価格が高いことを承知で原油や天然ガスを輸入せざるを得なくなりました。そのようなタイミングで急浮上したのがシェールオイルです。
 折しも、アメリカでは、地下深くの岩盤を砕いて原油のシェールオイルや天然ガスのシェールガスを取り出す技術の開発が進みました。それに乗ったのが、日本の大手商社です。かつてのように輸出に頼ることができない商社が新たなビジネスチャンスとして相次いで参入しました。
 しかし、ここに来て資源価格の下落によってシェール関連事業の採算が悪化して来ていることから、事業を見直す動きが出ています。採算の悪い中、企業としては見直しをせざるを得ないのでしょうが、国策として何とかすべきではないのでしょうか。 
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