2015年10月06日

■■【経営コンサルタントのトンボの目】 はきもの音風景 ~ 個性失われた足音 ~

■■【経営コンサルタントのトンボの目 はきもの音風景 ~ 個性失われた足音 ~

  経営コンサルタント事務所
  B・M・S・21代表 山本 修 先生
  日本経営士協会 常務理事 関西支部長

 山本先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。近年は中小企業のコンサルタントとしてもご活躍中です。

 また「日本経営士協会 常務理事」という重責を担うとともに「関西支部長」としても活躍されておられます。

 筆者詳細情報 http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/0060.htm



◆ はきもの音風景  ◆ ~ 個性失われた足音 ~



■ 履物による足音の変化


 正月の初詣。神社の境内では様々な音が聞こえてくる。鈴の音、柏手の響き、賽銭箱に硬貨が落ちる音、人々のさざめき、玉砂利を踏みしめる音等。正月は和服の人も多く、何時もは聴くことの少ない音も耳に入る。石畳を下駄で歩くとカランコロンと軽やかな音がする。草履がけの小走りには、スタスタという描写が相応しい。


 雪駄には、かかとの部分に裏金が打ってあり、チャラチャラと鳴る。粋な人が履いていればよいが、似つかわしくない若者がこの音を立てると評判を落とす。軽薄でやすっぽいことをチャラチャラという音で表現することとは、無関係ではないと言われる。



 日常の履物と足音


 日常の生活を顧みると、現在では殆どの人が靴をはく。革靴の底は堅いので、舗装された道を歩くとコツコツという音がする。


 女性の履物も、パンプスやブーツのかかとが床に当たるとツカツカという印象の高い音が出る。とりわけ女性が夏に好むミュールというサンダルの靴底は甲高い音を立て、うるさく感じる。



 最近の靴底の変化


 最近の若い女性の足元を見ると、分厚いコルク底が流行の様である。南半球からもたらされた「ボアブーツ」も目立つ。底はゴムや樹脂で大きな音がしない。騒がしく感じた女性の足音も、いくらか静かになってきた感がある。 


 男性の履物でも、スニーカーやタウンシューズなどが広がったせいか、足音が小さくなってきている。サラリーマンでは相変わらず革靴が定番ではあるが、近年は樹脂製の底が増えてきている。これは、雨の日の街路や磨き上げられたフロアで転倒するのを防ぐためであると言われる。



 履物の変遷と路面の変遷


 履物の変遷は、私たちが土の上を歩く機会を無くしたことと連動する。舗装された路面が前提となって、それに合う足音の小さい画一的なものとなってきたとも言えるのである。


 以前には履物の種類によって足音には違いが有ったし、同じ履物でも、歩く人の体格や、癖が音の高さやリズムの差を生んでいた。それが段々と画一的なものに置き換わる・・・。家で待つ者が、足音を聞いて親しい人の帰りを知る。そういった能力も、いずれは昔語りになるのであろうか。


 夜道を歩く時の足音は自分の存在を周りに知らす役目があったが、現在では、夜遅く一人で夜道を歩く時に、足音の無い人の気配に背筋の寒くなる思いをしたことのある人は筆者だけではないと思われるが、いかがでしょうか。


               参考文献 産経新聞掲載 永井良和著



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