2018年01月09日
■【心 de 経営】47 企業のブランド戦略創造への挑戦 新たなブランド観の確立
■【心 de 経営】47 企業のブランド戦略創造への挑戦 新たなブランド観の確立

【筆者紹介】 日本経営士協会理事長 経営士 藤原 久子
平成22年には横浜型地域貢献企業の最上位を受賞、続いてグッドバランスの受賞により、新聞、雑誌の掲載をはじめ、ラジオやWebTV(日本の社長100・神奈川県社長t v)に出演したりして、各種メディアで紹介されている。

■ ご挨拶
謹 賀 新 年
新春にあたり、(特)日本経営士協会の伝統を継承しブランドの更なる強化を目的として、知名度高揚に努めながら組織運営をしてまいります。


■ 新たなブランド観の確立
価値はいかに共創されるか「喜びの創造」の実現を目指して、源流の強化に重点をおいて見直すことにしたい。それは顧客満足にはじまり地域を横断的にサービスの提供が出来る体制になる様、情熱を込めて作って行きたいと思っています。
人々の生活を支援し、人生に意味を与えるための手段である。
深くて広いブランド認知やユニークなブランドをいかにして創り出すかがブランド構築の課題となりますが、消費者情報に依存する形で、プロセスにおいてブランド知識が果たす役割や効果に主として関心が向けられてきました。
つまり情報ベースのブランド観であります。新たに意味ベースのブランド観も考えてみることにしたいと思います。
前者の従来型のブランド観においてのブランドは情報であり、プロセスを支援する手段であり、リスク削減や意思決定を明確にするために受動的な立場に位置づけられ、ブランド資産を所有するのは企業であるという認識でありました。
後者のブランド観は人々の生活を支援し、人生に意味を与えるための手段であるとの考えです。
人々はブランドの意味における作り手として位置づけられ企業はブランドの意味を創造する主体のⅠつに過ぎないという認識も含め自身の軸足をどこにおくかがポイントになりそうです。
繊細な視点で事物の関係性を捉えたユダヤ人の社会学者ジンメルは、水差しの取っ手に世界の架橋を見てとったとのことです。
事物関係性やつながりの洞察は、ブランドを通じた企業と消費者との結びつきや、消費者世界におけるブランドの意味の重要性を理解して組織運営に挑みたいと思います。


◆【経営コンサルタントの育成と資格付与】
