2011年05月23日

■■ 21世紀勝ち残りの文化産業への期待 クールジャパン36

【クールジャパン連載】

 日本の企業が21世紀に勝ち残って行くための戦略を、日本政府が標榜する「文化産業立国に向けて ~文化産業を21世紀のリーディング産業に~」という課題である「クールジャパン」に見てみようと思います。

 東日本大震災からの早い回復を願う経営者・管理職として、経営士・コンサルタントとして、あなたの生きる道が拓けるかもしれません。

 

4-3 日本文化を「産業化」する - 内需創出・海外市場開拓

 

4-3-8 海外市場開拓7 ボリュームゾーンへの取り組み 1

 

 少々脱線しますが、海外市場を見る場合に忘れてならないのがボリュームゾーン(VolumeZone)との取り組みです。海外マーケティングを行うだけではなく、マーケティングには不可欠な市場戦略要因です。

 

 市場というのはピラミッド型をしているということは知られています。ピラミッドのトップがハイエンドカスタマーといって、新商品にいち早く飛びついてくれる人達です。ハイエンドカスタマーを狙うマーケティング戦略をスキミング戦略と追います。価格よりは付加価値を求めるために高機能を求めてきますし、ステータスに重点をおいてくれる人達です。

 

 ハイエンド市場で、その商品・サービスの存在が知られるとそれに引きずられるフォロワー層があります。ミドルレンジカスタマーとも呼ばれます。ある程度の機能は必要としますが、ハイエンドの人達ほどステータスを重視する面が少なく、実用性を重んじます。すなわち、あまり求められない機能を削ってコストを削減し、その中で自社の特徴を打ち出してゆきます。

 

 それに対してローエンド層というのは、価格重視で、その価格帯の中で実用性を満足できる商品・サービスに手を伸ばしてきます。メーカーなど商品・サービスの提供者側では、量産メリットを活かして、できるだけコスト低減を図り、一方で必要な機能を持っていないと顧客からはそっぽを向かれてしまいます。差異化が難しいので、価格競争になってしまいがちです。

 

 電子レンジを例に見ると、ハイエンドカスタマーは、レンジで調理する物事にメニュー化されていて、そのボタンやメニューを選択することにより自動的に調理をしてくれる機能を求めます。最適な調理加減をセンサーが感知して調理をしてくれます。一方で、手動で細かい設定まで複数の要素機能をしてするなど、プロ仕様も備えています。

 

 それに対してフォロワー層では、使う頻度の高い、例えば冷凍食品の解凍とかご飯の暖め等については自動化されていて、その他のものの場合には手動で操作をするような機種を求めます。オーブン機能も付いているけど、ハイエンドほどの高機能ではないと言うこともあるでしょう。

 

 ローエンド層は、操作が簡単で、調理時間を自分で見繕ってセットして、スタートするだけ、時間が来るとチンとなって調理を終わりにするという、人間の判断力を頼りに決めます。出力も600W一種とか、選択の度合いが少なく、試行錯誤で使い方をマスターすると便利に使える機種です。

 

<続く> 次回掲載をお楽しみに

 

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