2011年06月10日

■■連載小説 経営コンサルタント竹根好助の先見思考経営 38

■■連載小説 経営コンサルタント竹根好助の先見思考経営 38

 

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

 

【本書の読み方】 脚注参照

 ブログ発行の不手際により、一部の原稿が重複していることがあります。

 

■■ 3 再会 6 通算38

 

【回想2】

 

 竹根講師の話が、あまりにも業界の現状を脱し切れていない聴講者には大きなショックであった。

 

 講演会が終わると、大半の人は竹根をほら吹きではないかと言いながら会場を出て行った。

 

 幸は、竹根がほらを吹くような人間ではないことを知っているので、これは大変な世の中になると確信した。

 

 竹根の『二十一世紀を迎える前に激変する印刷業界の技術と経営』という講演が終わるとすぐに講師控え室に幸は飛んで行った。そこには、竹根とその部下らしい五〇代の男、主催者側の人二人がソファーでお茶を飲んでいた。

 

 竹根は、いきなり飛び込んできた男に一瞬びっくりした様子であったが、すぐに立ち上がった。

 

 「幸さんではありませんか?」

 

 「そうです、幸です。先生、よく覚えてくださいましたね。ご無沙汰しています」

 講演会主催者側の一人が、気を利かせて席を空けてくれた。

 

 「あっ、ありがとうございます。すぐに失礼しますので、お構いなく」

 

 幸は、そう言うと竹根と名刺交換をした。

 

 「まさか、竹根さんが経営コンサルタントになっていらっしゃるとは知らず、ご無沙汰を重ねています。今日の講演を聴いて感動しました。是非近いうちにゆっくりお話をしたいと思いますので、またご連絡いたします」

 

 幸は、挨拶を済ますとその場を去った。

 

■■ 脚注

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。

 ブログ発行の不手際により、一部の原稿が重複していることがあるかも知れませんので、ご容赦ください。

 

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