2011年07月20日

■■ビジネスドックの企画書 竹根好助の先見思考経営61

■■ビジネスドックの企画書 連載小説 経営コンサルタント竹根好助の「先見思考経営」 No.61

 

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

【本書の読み方】 脚注参照

 

■6 荒れた研修 4 通算61回 ビジネスドックの企画書

 

 後継者問題でイライラしていた幸を靖国神社に連れ出した竹根である。散策をしながら、1980年代の頃ビジネスドックの説明を竹根より受けたときのことを幸は思い出していた。

 

【回想2 1980年代】 

 

 竹根のビジネスドック企画書にあった幹部社員研修の日がやってきた。梅雨のさなかの土曜日である。

 

 GDP世界第二位、技術立国と、日本人がようやく胸を張り出した。一九八〇年代前半になると週休二日制が大手企業を中心に広く採用され始めた。とはいえ、中小企業では土曜日といえども出勤して、昼に退社する企業がまだまだ多い。ラッキーでは土曜日も平日と同じで、通常勤務の場合には十七時まで仕事をした。平日は交代で遅番勤務となることがあり、その場合には十九時までということもある。

 

 社員は、いつもの土曜日同様に仕事をしているが、比較的仕事量の少ない月の半ばということもあって、取締役全員はビジネスドックという初めての研修を湯河原の研修専門施設で迎えることになった。研修初日は十時開始で一泊研修のため、朝早くに起床して三々五々研修所に向かうことになった。

 

 全取締役といっても、二人の常務と三人の平取締役の五人に、社長の幸が加わるだけである。今回の研修の対象外ではあるが、それに加えて、会長がおり、専務取締役は社長の奥さんである。専務は平素は経理業務を中心にしているだけで、実務面には顔を出していない。取締役といっても全員が何らかの実務を一般社員と区別もせずに行っている。

 

 十時になると幸が司会を兼ね、挨拶をした。

 

 この研修より以前に全員が竹根とは三〇分から一時間程度個別面談をしていることもあり、竹根とは顔を会わせている。しかし、初めて体験する集合研修に、幸を始め全員が緊張している。竹根と一緒にいる部下の荻野という男性が紹介された。身長は一メーター八〇を超えるとも思われる長身で、白髪の美男子である。竹根は三十代後半であるが、荻野は白髪ではあるが五十代後半と思われる。

 

< 次回に続く お楽しみに >

 

■■ 脚注

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。

 ブログ発行の不手際により、一部の原稿が重複していることがあるかも知れませんので、ご容赦ください。

■■ これまでのあらすじ PC←クリック

■■ これまでのあらすじmobile ←クリック

■■ ブログポリシー ←クリック




同じカテゴリー(連載経営コンサルタント小説)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。