2011年07月22日

■■「管理」とは何か? 連載小説 「先見思考経営」No.63

■■「管理」とは何か? 連載小説 経営コンサルタント竹根好助の「先見思考経営」 No.63

 

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

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【本書の読み方】 脚注参照

 

■6 荒れた研修 6 通算63回 「管理」とは何か?

 

 後継者問題でイライラしていた幸を靖国神社に連れ出した竹根である。散策をしながら、1980年代の頃ビジネスドックの説明を竹根より受けたときのことを幸は思い出していた。

 全取締役が参加してビジネスドックが始まった。参加者は何が起こるのか緊張している。

 

【回想2 1980年代】 

 

「金山さん、あなたは『管理』という言葉を聞いたときに、どのようなイメージというか、印象をもちますか?」

 

「管理ですか?嫌な言葉ですよね。私は、常務として、工場長として、管理などをしたくないし、そんなことをしたら社員が萎縮してしまったり、裏表のある行動をしたりしてしまいます」

 

 ビジネスドック研修に消極的であった金山は、憮然とした答え方であった。なぜ、消極的であったかというのは、創業以来のベテランに対して、四十前の男を先生と呼ばなければならないことに屈辱感を覚えているからである。永年の実績の上に築かれた自信と、自分のプライドが許さないのであろう。

 

「そうですか、ありがとうございます。では、大里さん、あなたはどうですか」

 

「私も、金山常務と同じで、管理という言葉は好きではありません。むしろ嫌いと言った方が正確ですね。『管理社会』とか『管理されている』というのは誰しもが嫌です」

 

 竹根が自分の名前をきちんと覚えていることに大里は一瞬驚いた。金山は常務だから竹根が彼の名前を覚えていても当然だけど、まさか、三十分程度の面談をしただけで、多数の中の一人にすぎない大里の名前を覚えているとは考えもしなかった。

 

< 次回に続く お楽しみに >

 

■■ 脚注

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。

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