2011年07月28日

■■管理とは暖かいもの??連載小説竹根好助の先見思考経営66

■■管理とは暖かいもの?? 連載小説 経営コンサルタント竹根好助の「先見思考経営」 No.66

 

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

【本書の読み方】 脚注参照

 

■6 荒れた研修 9 通算66回 自浄は働く??

 

 後継者問題でイライラしていた幸を靖国神社に連れ出した竹根である。散策をしながら、1980年代の頃ビジネスドックの説明を竹根より受けたときのことを幸は思い出していた。

 全取締役が参加してビジネスドックが始まった。講師の竹根の第一声は「管理とは何か?」という質問であった。あまりにも初歩的な内容に、筆頭常務の金山は憤然として反発した。

 

【回想2 1980年代】 

 

 憤然とする金山に対して「私は、管理とは暖かいものであると考えています」と幸は穏やかに説明をはじめた。

 

「管理職というのは、部下が仕事をしやすいようにしてあげるのが任務です。他の部署との問題が発生すれば、その解決をするために奔走すべきです。部下にわからないことがあれば、その疑問や問題を解決するためにヒントを与えたり、一緒に考えたり、時にはそのために行動を起こしたりします。それにより、部下は自分の仕事がスムーズに行くようになります」

 

「先生、仕事とか技なんていうものは、先輩から盗むものです。教えたり、教えられたりするものではありません。それに自分が引き起こした問題は、自分自身が解決しなければ、うちのような中小企業ではやってゆけません」

 

 茂手木が発言すると、同調するように金山がその言葉を受けた。

 

「モテさんの言うとおりだ」

 

 竹根は、悠然と聞いている。幸は冷や汗が出てきた。

 

 大松田が発言をした。

 

「工場長、先輩に対して失礼ですが、俺はちょっと違う見方をしています。俺が若造だったときに、どうしてもガリ版のはんこを謄写版で印刷している途中、原紙にインクが滲みて来ちゃって、枚数があまり取れないことで悩むことが多かった。そのとき、金山さんにどうしたらいいのか聞いたときに、『そんなことは自分で考えろ』と言って、教えてくれなかった」

 

「なんだ、オオマっちゃん、そのときの恨みを今晴らそうというのか?江戸の敵を長崎で討つようなやり方は汚いよ」

 

 せっかく気持ちが収まりかけてきた金山だが、また感情が高ぶり、大きな声になってきた。

 

< 次回に続く お楽しみに >

 

■■ 脚注

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。

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