2011年08月10日

■■課題取り組みが停滞 連載小説 竹根好助の先見思考経営74

■■課題取り組みが停滞 連載小説 経営コンサルタント竹根好助の「先見思考経営」 No.74

 

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

【本書の読み方】 脚注参照

 

■7 ビジネスドック体験 7 通算74回 課題取り組みが停滞

 

 印刷会社であるラッキーの社長である幸と竹根は靖国神社境内を散策しながら、二人が再会した1980年代のことを思い出している。

 ラッキー取締役を対象とした取締役研修は、ビジネスドックという竹根が開発した思考ツールを使いながら進められる。まずは、戸惑いの中、ブレインストーミングから始まった。

 ブレインストーミングに馴れていない5人は、なかなかアイディアも意見も出てこない。取締役の高齢化も気になる。課題が課されるがそれに対してどのように取り組んでいったら良いのかで停滞してしまった。

 竹根から、幸社長に「経営理念構築」という宿題が出された。

 

【回想2 1980年代】 

 

「昼飯は弁当を用意しているので、弁当を食べながらにしたらどうかね」

 

「なんだ、それならそうと、もっと早く言ってくれればいいのに」

 

 金山の意見に「そうだよ」と相槌を打つのはいつもながら茂手木である。阿諛追従の二人のそのような関係を軽蔑するように見ている大松田は、なんとかまとめなければならないという気持ちがはやる。

 

「すでに理想像がいろいろと出ているので、刷増部長が言うように、まずどのようにまとめるか、それを決めてから作業にかからないか?」

 

「オオマッちゃん、じゃあ、どうするのだ。おまえの意見を言ってみろ」

 

「同じようなものが結構あるので、それらをまずまとめたらどうだろう」と刷増が割り込んだ。

 

 それに同意した大松田が黒板の前に立って、具体的に作業に取りかかろうとしたとき、いつの間にか研修室を抜け出た大里が五人分の弁当を持ってきた。三人が開く弁当の音ががさがさとした。

 

「大松田部長、三番目と四番目は言っていることは同じだから、ひとまとめにしたらどうでしょうか」

 

 最若年らしく、皆に対して丁寧な言葉遣いをする刷増である。竹根は、そんなやりとりを黙って聞いていたが、作業が進むにつれて、短い言葉をヒントとして出しては、彼らの作業を助けた。

 

 食事を終えた荻野とバトンタッチをして、まだ食事中の幸社長と合流して竹根も食事を取った。

 

< 次回に続く お楽しみに >

 

■■ 脚注

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。

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