2011年08月16日

■■王の中の王 連載小説先見思考経営77 昼休みのブログ

■■王の中の王 連載小説 経営コンサルタント竹根好助の「先見思考経営」 No.77 昼休みのブログ

 

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

【本書の読み方】 脚注参照

 

■8 初めての人前での発表 2 通算77回 王の中の王

 

 印刷会社であるラッキーの社長である幸と竹根は靖国神社境内を散策しながら、二人が再会した1980年代のことを思い出している。

 ラッキー取締役を対象とした取締役研修は、ビジネスドックという竹根が開発した思考ツールを使いながら進められる。まずは、戸惑いの中、ブレインストーミングから始まった。

 ブレインストーミングに馴れていない5人は、なかなかアイディアも意見も出てこない。取締役の高齢化も気になる。課題が課されるがそれに対してどのように取り組んでいったら良いのかで停滞してしまった。

 受講者の取締役はビジネスドックとの取り組み、幸社長に「経営理念構築」という宿題が出された。

 ビジネスドックには、共通認識という観点から、グループ討議をした結果を発表するという作業がつきものである。

 ビジネスドックの思い出から、シーンは現代に戻った。幸は、竹根のブログに関する考え方を聞いて、自社でも活かせる方法がないかどうかを模索している。

 

【現代】 

 

 竹根が毎日何回かのブログを書いている中で10時のブログというところで、『経営コンサルタントに関わるQ&A』というテーマを聞いた。経営コンサルタント向けと経営者・管理職向けでは内容が異なるのではないかと考えた幸に、「裏を返せばどちらにも参考になる」という竹根の見方に共感し、感心した。

 

「すでに国家資格などを持っていて、その業務に付加価値をつけたいと思っていても具体的な方法となるとわかりにくいものです。コンサルティングで付加価値をつけるということがわかっていても、実際にどのようにしたら良いのかわからないで実行していない士業の先生が大半と言っても過言ではありません」

 

「なるほど、うちの税理士さんも先生にお会いする前は経営についていろいろ相談しても的確な返事が返ってこないことが多かったです。先生のお話からすると、大半の税理士さんというのは、それが普通なのですね」

 

 幸は、士業の専門性ということを改めて考えさせられた。

 

「これから経営コンサルタントを目指す人だけではなく、プロの経営コンサルタントも読者としているのですか?」

 

「もちろんです。すでに経営コンサルタントのプロとして日夜ご活躍の先生でもお悩みはあると思います。『経営コンサルタント経験は○○年あるけど、資格を持っていないのでなかなか受注できない』などと悩んでいるプロコンサルタントは結構います」

 

「先生は、一九七〇年代から経営コンサルタントをやっている『コンサルタント中のコンサルタント』ですからね」

 

「そのように言われるとこそばゆいですが、『コンサルタントのためのコンサルタント』などといわれることがあります」

 

「それはすごいですね。まるでKing of Kings、『王の中の王』ですね」

 

 幸は、改めて竹根の偉大さを感じた。それなのに『能ある鷹は爪を隠す』を地でいく竹根の人柄に接することができる喜びも味わった。

 

< 次回に続く お楽しみに >

 

■■ 脚注

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。

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