2011年10月04日

■■ 名言格言から経営ノウハウを感じ取る 「お節介」2

■■ 名言格言から経営ノウハウを感じ取る 「お節介」2

 

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 お節介こそ人間が生きていることの保証である

 

 梅崎春生(19151965)の小説「ボロ屋の春秋」の一節です。平素「お節介焼きコンサルタント」ととして、人様の懐を豊かにするコンサルティングという仕事を生き甲斐としている者に取っては、この言葉は我が意を得たりという思いです。

 

 電車内で主人公がスリを見つけたことを契機に、自分の人生に波風が立つ物語です。お節介ながら、その小説を読んだ読後感を以下に書かせていただきます。まずは「読後感1」からお読みくださると幸いです。

 

■ボロ家の春秋(梅崎春生作)読後感2

 

 主人公と野呂というスリとがひょんなことから同居することになりました。家賃をどうするか陳の店で相談をしました。

 

 数日後、陳の代わりの男が家賃を取りに来て、同意していないと反論をしたが書類に押してあるし、その男の剣幕に押されて支払うことになった。二人は、不破にそれぞれ4万円を取られたあげく、この男らに毎月家賃を支払うことになった。ただし、野呂の部屋は西日が当たるからという理由で、主人公が野呂よりは毎月200円余分に支払うことに譲歩した。

 

 ある日、陳から二人宛に速達が届き、この家を二人に10万円で売却する。ただし、買わないのであるなら30日以内に出て行けというような内容であった。各5万円ずつ出して購入することになった。

 

 野呂は、何とか不破を探して、自分に有利になるように着々と手を打っていることがわかった。不破が滞納していた固定資産税の徴収に来た税務署員に事情を説明した。署員は何とか滞納税をうまく処理するために上司に運動費を出すことを提案してくれた。

 

 毎日の生活も野呂のペースに巻き込まれ、主人公はいろいろな面で割を食っている。例えば大掃除の折に、自分がちょっと席を外した間に、自分の部屋の良質な畳をの路に取られてしまったが、それが自分のものであることを証明できず、泣き寝入りをすることになった。

 

 難の解決もしないまま、この生活が続いているのです。

 

「お節介こそ、自分が生きている保証である」と主人公が自問自答する中で独り言を言います。社会正義や人に対する思いやりからの行動ではなく、単なるお節介焼き、出しゃばり精神からであると悟る。

 

 この主人公は、お節介が端緒でいろいろとソンをするが、決して自分がお節介であることを悔いているのではなく、お節介こそが人と人を結びつけているのかもしれないと考えるのです。

 

 お節介は、こちらはよいと思ってやってやるのですが、相手にとっては迷惑なことが多々あります。でも、私はお節介を自分の心情として経営士・コンサルタントとして何十年もやってきましたし、多くの損をしてきましたが、この主人公と同様に悔いてはいません。否、お節介こそ、経営士・コンサルタントには不可欠なことと信じています。

 

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