2011年10月10日

■■ここが知りたい税金のQ&A ◆個人事業の所得税源泉徴収◆

Q:今月は個人事業である経営士の所得税の源泉徴収について教えて下さい。個人事業である経営士が報酬を受領する時、関与先法人や個人事業主から所得税を源泉徴収(天引き)していただく必要がありますよね?

A:報酬の10%相当額の所得税の源泉徴収が必要です。報酬が100万円を超えると別の計算式となります。法人であれば所得税の源泉徴収は不要です。

Q:例えば1万円を請求する場合、1,000円を差引いて支払っていただきますが、消費税の扱いはどうなるのでしょうか?9,000円が消費税の対象でしょうか?

A:消費税の対象は10,000円です。従って消費税は500円をいただけます。時折手取り額に消費税を上乗せした請求書を見ますがこれは誤りです。

Q:請求書にはどう記載すればよろしいのでしょうか?

A:最低限の記載は、報酬10,000円と消費税500円でOKです。これだけの記載であると所得税の源泉徴収を忘れられる可能性がありますので、「報酬10,000円+消費税500円─所得税1,000円=9,500円」という記載が最適です。

 

Q:では、消費税込みで1万円の場合、どうすればよろしいのでしょうか?

A:消費税を別途収受していない場合は、1,000円源泉徴収していただくことになります。「報酬10,000円─所得税1,000円=9,000円」となります。

Q:手取り1万円というケースもあると思いますが、どうすればよろしいでしょうか?

A:「報酬11,111円─所得税1,111円=10,000円」となります

Q:消費税を別途いただく場合で手取り1万円のケースはどうなるでしょうか?

A:「報酬10,526円+消費税526円─所得税1,052円=10,000円」となります。

Q:報酬1万円というと、10,555円を支払ったという話を聞いたことがあるのですが、どのような計算をしているのでしょうか?

A:長年経営士をされている方で、手取り額を報酬と言っている方もいらっしゃいます。手取り1万円の場合、消費税導入前は「報酬11,111円─所得税1,111円=1万円」という計算式でした。これに消費税を上乗せするので、「報酬11,111円+消費税555円─所得税1,111円=10,555円」という計算になります。

 

Q:1万円と一口にいっても、いろいろ計算できますが、経営士として関与先にどのように報酬を伝えればよろしいでしょうか?

A:金額を提示する際、額面であるのか手取りであるのか、消費税別途上乗せなのか消費税込みなのかを明示するのがよろしいと思います。

  ちなみに当事務所では額面1万円に消費税別途というように話しています。当然そこから所得税を源泉徴収していただいてお支払いいただきます。

  1万円程度ではあまりトラブルに発展しませんが、金額が大きくなって「報酬は手取り額をいいます」などと言うと、無用のトラブルを招きかねません

Q:わかりました。報酬は所得税源泉徴収前、消費税抜きなのか込みなのかを明示するようにいたします。ありがとうございました。




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