2011年11月03日

■■竹根と愛子 【連載小説】竹根好助の先見思考経営 127

■■竹根と愛子 【連載小説】経営コンサルタント竹根好助の「先見思考経営」 No.127

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

【本書の読み方】 脚注参照

■12 第二創業期始まる 3 通算127回 竹根と愛子

 印刷会社ラッキーの取締役会の場である。荒れた取締役会であるが、五カ年計画の第二議案まで何とか可決されるところまできた。

 幸は、荒れた役員会の思い出から、我に返ると、そこはまだ靖国神社の茶室であった。三代目になるであろう育猛が何故ブログの話をしだしたのか気になって仕方のない幸である。

【現代】 

 先ほど庭園に入ってくる前に通ってきた広場には、観光バスのガイドに伴われたグループが説明を受けている声が聞こえる。静かな庭園にもこのような時があることを発見した。

 幸は、水面に目を転じた。するとまた、社長になった当時の思い出の続きに戻った。

――プリントショップ・ビジネスでもっとも悩んだことの一つが、誰を担当させるかだったな。当時の刷増部長は、営業部長として忙しすぎたし・・・役員と一般社員との年齢差が大きすぎたからな・・・手を打たなければならないことは山積していたけど、若さがいろいろな問題を解決してくれたのだろう。でも、あのときに人事を間違えていたら、今日のラッキーはなかったかもしれない――

 先ほどのバスツアーの人たちがゾロゾロと動き始めた。

 なぜか、急に幸の思い出は、急展開した。

――あの頃、竹根先生と愛子さんの二人の間を取り持つ仕掛けをしたっけな。仕事のことであまりにもいろいろと考えることがあったので、気分転換の気持ちだったこと、二人の間の発展を期待する気持ち・・・今になると懐かしいな――

 竹根の声が遠くの方から聞こえ始めて、次第にそれが大きくなってきて幸の次々と続く思い出は中断された。

< 次回に続く お楽しみに >

■■ 脚注

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。

■■ これまでのあらすじ PC←クリック

■■ これまでのあらすじ mobile ←クリック

■■ ブログポリシー  ←クリック




同じカテゴリー(連載経営コンサルタント小説)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。