2011年11月07日

■■自慢話【連載小説】竹根好助の先見思考経営 129

■■自慢話【連載小説】経営コンサルタント竹根好助の「先見思考経営」 No.129

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

【本書の読み方】 脚注参照

■12 第二創業期始まる 5 通算129回 自慢話

 印刷会社ラッキーの取締役会の場である。荒れた取締役会であるが、五カ年計画の第二議案まで何とか可決されるところまできた。

 幸は、荒れた役員会の思い出から、我に返ると、そこはまだ靖国神社の茶室であった。三代目になるであろう育猛が何故ブログの話をしだしたのか気になって仕方のない幸である。

 そのうちに幸は竹根と再会した1980年代に再び引き戻された。幸がプリダ印刷機の販売の件で、竹根の古巣である福田商事を訪れた。

【回想2 1980年代】 

「新聞で見たのですが、お宅で今度プリダの軽オフセットを輸入販売するのだそうですね」

「そうなのだ。俺の部署が輸入して、国内の印刷関連の部署で販売する。取説やサービスマニュアルなど、二千ページ近くの資料を翻訳しなければならない。忙しい時にやっていられないよ」

「ドイツ語ですか?」

「幸い、英語だけどね。さすが世界各地に販売網を持っているだけあるよな」

「どのような契機で輸入販売することになったのですか?」

「ああ、あれか。竹根のやつがドイツに出張した時につばをつけてきたやつを、この俺が契約に漕ぎ着けたのだ。苦労したよ、何せ相手は世界のプリダだからね。ちょっとやそっとでは総代理権なんかくれないよ。何度も足を運んだよ」

――竹根先生は、福田商事にプリダの件で折衝に行ってくれたようだ。それにしても、この嫌みな人にラッキーが竹根先生の取り計らいでプリダを取り扱う意向があるということを言う必要もなさそうだ。竹根先生も彼に訪問目的を言わなかったようだし――

 何となくすっきりしない気持ちで、帰社した。愛子がすぐにコーヒーを入れてくれた。

< 次回に続く お楽しみに >

■■ 脚注

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。

■■ これまでのあらすじ PC←クリック

■■ これまでのあらすじ mobile ←クリック

■■ ブログポリシー  ←クリック




同じカテゴリー(連載経営コンサルタント小説)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。