2011年11月10日

■■竹根の元上司 【連載小説】竹根好助の先見思考経営132

■■竹根の元上司 【連載小説】経営コンサルタント竹根好助の「先見思考経営」 No.132

 昼は休みに読むブログ連載小説です。経営コンサルタントとどのようにつきあうと経営者・管理職として、プロ士業として一歩上を目指せるのか、小説を通じて体感してください。

【本書の読み方】 脚注参照

■12 第二創業期始まる 8 通算132回 竹根の元上司

 印刷会社ラッキーの取締役会の場である。荒れた取締役会であるが、五カ年計画の第二議案まで何とか可決されるところまできた。

 幸は、荒れた役員会の思い出から、我に返ると、そこはまだ靖国神社の茶室であった。三代目になるであろう育猛が何故ブログの話をしだしたのか気になって仕方のない幸である。

 そのうちに幸は竹根と再会した1980年代に再び引き戻された。竹根がプリダ印刷機の販売の件で、古巣である福田商事を訪れた。

 幸もまた、偶然福田商事の角菊にあった。会社に戻った幸であるが、何となく気分がすっきりしない中でからかい半分で愛子を相手に、気分転換に、愛子に竹根とのデータの件で智恵をつけようとした。

【回想2 1980年代】 

 幸は、竹根が福田商事に行ったことが気になる。話の行きがかり上、竹根にまず角菊の話から始めると、竹根は昔を思い出しながら言った。

「若くして大会社の取締役に抜擢されたのですから、力はある人です。今日ある私の恩人でもあります」

「先生は、相変わらず人がいいですね。先生がわざわざ挨拶に来たと、ふんぞり返っていました。いかにも俺は大人(たいじん)なのだと言いたげで・・・」

「ええ、軽オフセットの件で、福田商事に行ってきました。彼の事業部で輸入して、印刷関連の事業部で軽オフセットを販売するとかいって、その準備に忙しそうでした」

「そうですか、ありがとうございました。でっ?いかがでしたでしょうか」

「結論から言うと、まだ模索中で、とにかくどこか影響力のあるモニター的なところと話をしたいというような段階です」

「それで、先生は、うちを推薦してくれたのですね」

「いえいえ、私は、自分のクライアントや顧問先がどのようなところであるのかは、基本的には明かさない主義です」

「そう言えば、先生から以前にそのようにお聞きしていました。『経営コンサルタントというのは、企業の恥部まで見ているので、具体的な事例を紹介する時に、それがどこの会社かわかってしまいかねない。だから固有名詞は極力表には出さない』ということでしたね」

「おや、よく覚えてくれていますね」

< 次回に続く お楽しみに >

■■ 脚注

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。回想シーンも、回想1は1970年代前半にはじめて幸が竹根に会ったときと、回想2は、その十数年後、二度目にあったときの二つの時間帯があります。

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