2012年01月18日

■■ 10分千円理容サロンは是か非か  <トンボの目>

■■経営コンサルタントの“トンボの目” ◆広がるか、格安理容・美容サロン◆

  経営コンサルタント事務所 

  B・M・S・21代表 山本 修

  日本経営士協会 理事 関西支部長

 山本先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。近年は中小企業のコンサルタントとしてもご活躍中です。

 また「日本経営士協会 関西支部長」として活躍されておられます。

 筆者詳細情報 http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/0060.htm

■ 「大阪府・市100年戦争の終結」

 大阪100年戦争と言われる大阪府と大阪市の二重行政に終止符が打たれた今回のダブル選挙。橋下徹前大阪府知事率いる「維新の会(維新)」が、府・市二重行政解消大阪都構想」を掲げて挑んだ今回の府知事・市長選挙は、11月27日に投開票され、知事・市長のダブルを制して圧勝した。

 有権者は、世の中を覆う閉そく感、長期にわたる大阪の地盤沈下に対する鬱積があり「変化」を求めたものと考えられる。大阪都構想実現には高いハードルがあり、一朝一夕には出来ることではないが、少しでも前に進んでほしいという民意が高い投票率に示されたものと感じられる。

■ 「10分千円理容サロンは是か非か」

 野田政権発足直後、首相が財務相時代から利用している東京虎ノ門の10分千円の理容店を利用したことが話題になったことは読者もご存じの方が多いと思われる。歴代首相が、国会近くのホテルや議員会館になじみの店を持ち、激務を離れて散髪の時間を楽しんでいたのに比べれば、味気ない気もするし、「総理たるもの、千円の店に行くとは」と言う意見もあるだろう。これを受けて「全国理容生活衛生同業組合連合会」(全理連)からは、不快感が聞こえ、厳重抗議を求める声も有ったと言う。全国に広がる低料金サロンが、既存サロンにとって大きな脅威になっているからであると思われる。 

 筆者も駅構内にある系列店に行ってみたが、待ち時間を除き10分で終わり、洗髪と髭剃りは無いが、接客その他には違和感を感じない(洗髪と髭剃りの無いことは承知の上である)。 毎日自宅で洗髪・髭剃りが当たり前のビジネスマンにとっては、理容料金の平均は3, 540円(総務省統計局)が、千円であれば有り難いのではと思われる。(店員の話では、月に2度、3度と来店する客もいるとのことである。)

■ 「しゃべる券売機も登場」

 同じように美容サロンにも低価格の波が押し寄せている。パッケージで提供していたカット、シャンプーなどの各工程を切り離してバラ売りする「メニュー選択」方式が拡大し、なじみを嫌う流行に敏感な若い男女をターゲットに、徹底したコスト削減で千円台前半を実現している。

 受付の券売機から音声が流れ、カットだけでなく他のメニューも進めてくれる。また自動洗髪機やセルフブローのスペースを設けた“格安”サロンも登場し、首都圏でも美容サロン業界の価格破壊が進むかが注目されている。

■ 「政治的規制との折り合い」

 折しも、通常国会で成立した地方分権の第2次一括法では、理容・美容の衛生基準の設定権限が県から市レベルに移譲されたが、出店規制条例の広がりを考えた場合、地方分権が危うさを抱えたままで進展し、一部の政治的な動きが成長分野に介入することにもつながりかねず、不安を覚える。

 デフレや過疎化などの影響を受け易い業界だけに、解決策を見つけるのは難しい

ことであると思うが、条例による規制の前に地域活性化という根本的な対策を忘れないでほしい、と考えるのは筆者ばかりでしょうか。

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 私たちの先人は、多くの名言を残しています。その名言の中に、経営やコンサルティングのヒントがたくさん隠されています。独断と偏見に基づき、それらをエッセー風にまとめています。




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