2012年08月21日

■■【経営コンサルタントのトンボの目】継承したい日本人の心根

■■【経営コンサルタントのトンボの目】 継承したい日本人の心根と年中行事

  経営コンサルタント事務所 

  B・M・S・21代表 山本 修

  日本経営士協会 理事 関西支部長

 山本先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。近年は中小企業のコンサルタントとしてもご活躍中です。

 また「日本経営士協会 関西支部長」として活躍されておられます。

 筆者詳細情報 http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/0060.htm

■ 「廃れ行く年中行事」

古くから行われてきた日本の年中行事が、最近は国民の祝日として大型連休に組み込まれたりして、本来の意味をあまり意識しなくなったように思われる。しかし、古くから継承されてきたこの行事には日本古来のそれなりの意味があることは最近の世代には余り伝わらなくなってきている。

七五三、お宮参り、お食い初め、成人式等の子供の行事や、七夕、お盆、お月見などの季節の行事など、その発祥や意味が殆ど伝わらなくなってきている。

ジャーナリスト細川珠生氏によると「鯉が滝を登りきると竜になる」という中国の故事「登竜門」を由来とする「鯉ノボリ」、「鎧カブト」や「金太郎人形」等に象徴されるように、男子の成長や家の繁栄を願う行事であったという5月5日の「端午の節句」であるが、今は[こどもの日」として大型連休の一部に組み込まれてしまい本来の意味をあまり意識しなくなってきている。

もともとは3月3日の「雛祭り」や7月7日の七夕などと同じく、奇数が重なる日は縁起が悪いという考えから、厄除けの日であったと言われる。「蓬や菖蒲の香り、鯉幟の矢車がたてる音などには、邪気を払い無病息災を願う先人の知恵が受け継がれている」(山本三千子著「室礼おりおり」より)ことなど、使われている道具などにも大事な意味が込められているという。

男子の成長を願うという意味が強くなったのは鎌倉時代からのようだが、もともとは人々の健康、家内安全、子孫繁栄、五穀豊穣など、社会の平和や安定を願うというものであったとも言われている。

■ 「継承したい日本人の心根」

日本人が当たり前のように行ってきた子供の行事や季節の行事などの意味が徐々に伝わらなくなってきているように思われる。祖父母や親から教えられない、社会で考える機会が無いと「ヒトのせい」にするのは簡単であるが、事実そうであるかも知れない。しかしながら、改めてそれらの意味を知ると、日本人としての大事な何かが欠落しているのではないかと思われることが多くある。

日本の年中行事には、地域や季節により多少の特徴はあるが、その意味するところは共通している。子供のこと、家族のこと、先祖のこと、食べるもの、気候、それら全ての安全安定を望む気持ちがあり、その中には自分だけではなく、他者を思いやる気持ちが込められており、地域社会と協調し、自然を尊び、健康であることを最高の価値観としていたのではないかと筆者には思われてならない。

翻って見ると、現代の若者の象徴のように言われる電車内でのお化粧や、歩きながらの飲食など、言われたこと以外はしないという若手の社会人などに見られる特徴も、他者への思いに欠けていることから起こる行動ではないかと思われる。

他者に迷惑をかけない、人を不快にさせないようにする振る舞いとは何かを考えるべきだが、その行動からは他者を意識した考え方は全く見えない。

筆者は古いと笑われるかもしれませんが、日本人の心の底を流れる美しい価値観を、古来伝わる伝統行事の中から学び、身につけると共に、各家庭で教え日本人の心根を後世に継承していく責任があるのではないかと考えますが、読者の皆様には如何思われるでしょうか。

*産経新聞掲載 細川珠生氏の記事を参考にさせて頂きました。




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