2012年08月19日

■■【経済の読み方】ポイントを掴めば、世の中の動向がわかる

■■【経済の読み方】ポイントを掴めば、世の中の動向がわかる

 最近の経済ニュースのエッセンスを、独断と偏見でもってまとめてみました。

■ GDP4四半期プラス、一方景気動向指数が下方修正

◇ 景気動向指数
 内閣府は「景気は足踏みを示している」と「改善を示している」から、1年3ヵ月ぶりに下方修正しました。6月の結果により景気動向指数は、3か月連続で下落したことになります。
 「景気動向指数」は、さまざまな経済活動(企業の生産や雇用など)の指標を基に、内閣府が、指数が前の月を上回れば上向き、下回れば下向きと判断し、発表します。
 今後の見通しについて、内閣府は「いわゆるエコカー補助金に支えられている自動車販売の動向や、大きな輸出先となっているアメリカや中国など、海外経済の動向を注視していく必要がある」と話しています。 (2012/08/07)
◇ GDP4四半期でプラス
 
 それに対して、GDPは4四半期連続でプラスです。しかし、伸びが大幅に鈍っきています。それが上述の景気指標の下方修正に繋がったのでしょう。
 日本経済は緩やかな回復基調にありますが、復興需要とエコカー購入補助金の2つの政策に支えられたものといえます。
 日本政策投資銀行経済調査室では「政策の効果が息切れするタイミングで民間の需要にうまくバトンタッチできないと日本経済は停滞する可能性がある」と述べ、景気の先行きに懸念を示しています。(2012/08/13)
◇ エコノミストの景気の読み方
 日本経済新聞アンケートによると、エコノミスト10人中9人が10~12月に個人消費が前期比でマイナスに陥ると答えました。
 その理由は、景気をけん引する内需が徐々に弱まり、海外経済の不透明性や減速が懸念されることです。
 海外経済が内需の落ち込みを補完できれば良いのですが、あいかわらず欧州の需要減、その影響がアジアでの生産減に繋がっていて、期待薄です。
 アメリカ商務省の発表によると、7月の小売り業の売上高は、市場の予想を上回り、前月比で0.8%増加しました。消費動向を示すこの数値は、今年4月から3か月連続でマイナスが続いていました。落ち込みにひとまず歯止めがかかったといえます。
 一方で、秋以降の日本経済に対するエコノミストの見方が分かれています。中国を中心とした海外経済をいかに予想するかで異なるようです。
 消費が伸びることで景気を牽引すると強いのですが、消費税率がアップすることで、すでに国民の財布の紐は固くなってきてブレーキは確実とみた方が良いでしょう。(2012/08/15)

アメリカ
◇ 8月の米製造業景況指数、10カ月ぶりマイナス
 ニューヨーク連邦準備銀行によると8月の製造業景況指数は、マイナス5.85でした。前月比で13.24ポイントも下がったことになり、これは市場予測値を大幅に下回りました。
 2011年10月以来のマイナスです。
 ただし、これはNY連銀管轄地の値ですので、全米がそうであると判断するのは早計です。とはいえ、この地域の製造業は今年3月に好況感を示したのが徐々に減速していたことが窺えます。
  詳細 http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN16007_W2A810C1000000/

◇ 消費者物価は2ヵ月横ばい

 アメリカ労働省の発表によると、消費者物価は、ことし5月に2年ぶりに下落しましたが、先月の消費者物価は、前の月と変わらず、横ばいでした。ガソリンが値上がりした一方で、電気料金が値下がりした結果です。
 雇用の回復の勢いが鈍っているうえ、個人消費も伸び悩んでいることから、景気の先行きに対しては慎重な見方が広がっています。
 一方で、ガソリン価格が再び上昇基調にあり、FRB(連邦準備制度理事会)が、今後、追加策に踏み切ることも含め、どのような対応をとるのかに、市場では注目しています。(2012/08/16)
◇ アメリカで雇用形態に変化
 Forbesによるとアメリカでは最近フリーの雇用形態を選ぶ人が増えているようです。
 厳しい経営状況が続き、失業者が増え建設業をはじめ、低賃金の仕事に携わっているような人が、将来を見越して、高い収入の職種へ一歩を踏み出す人が多く、この傾向が起こっているようです。
 フリーの雇用形態でも、将来自分がやりたい職種に繋がるような選択で独立起業のチャンスをうかがう人も多いのではないでしょうか。インターネットがあればどこでも仕事ができるということを利用して、大企業がフルタイム雇用から切り替えていることも背景にあるのではないでしょうか。(
2012/08/03)

■ 日本産レアアースの見通し

 海底から採取していた堆積物やドロなどを分析していた東京大学加藤教授等が、その中からレアアースが大量に含まれている地域のあることを発見したというニュースが、1ヵ月ほど前に発表されました。
 ただし、技術的な面と採算面での問題が不明でしたが、3年で商業化することが可能であるという発表がありました。
 日本の需要を300年近くもまかなえるほど膨大な量があることが推計されています。それを、石油の採掘技術や磁性分別などにより効率的に採取できる見通しが立ちました。
 海外から、売り渋られたり、高い価格で買わされたりすることがなくなる日が近いことは嬉しいですね。
(2012/07/21)

【 注 】 括弧内日付は、ブログ掲載日




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