2012年11月15日

■■【連載 電通鬼十訓】 第5訓 取り組んだら放すな

■■【連載 電通鬼十訓】 第5訓 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは

      経営コンサルタント歴35年を記念して、経営トップの皆様だけではなく、経営士・コンサルタント・士業の先生方にもご参考になると信じ、ここにまとめてみました。

 毎月、第三木曜日の午前中にお贈りいたします。

 グローバルな視点の経営者・管理職 


  ”当たり前”が実行できる
  経営コンサルタント歴25年を経過した時点で、(特)日本経営士協会の理事長を拝命することになりました。その際に、自分自身を戒める意味で「理事長十戒」を作り、それを日々座右におきながら仕事をしてきました。 私の経営に対する考え方の基本は「当たり前のことが当たり前にできる」「暖かい管理ができる」、その様な企業作りのお手伝いをすることです。 理事長歴も長くなり、そろそろ後任の選定やその人への傾斜引き継ぎを考える時期といえましょう。この十戒に加筆をして、企業や組織のトップ・管理職の方々に向けて焼き直したものを「経営トップ15訓」としてまとめ、ブログで紹介したところ大変に好評でした。 その「経営トップ15訓」の附章で「電通鬼十訓」を紹介したところ、これについても是非私の言葉で紹介して欲しいというご要望をいただきました。ブログで掲載し、そのバックナンバーをここにまとめて掲載いたしますので、ご笑読ください。 なお、ここでご紹介する文章は、株式会社電通様とは何ら関係はありません。 まだまだ内容的には不充分ですが、今後もこれをベースに推敲・改訂を重ねて参りますが、その第一版として茲にご披露させていただきます。トップの方々や管理職で日夜ご奮闘されている方に、少しでもご参考になれば幸いです。


 

電通鬼十訓  【第5訓】取り組んだら放すな、殺されても放すな、 目的完遂までは
■■ 【第5訓】 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは     Once you begin a task, complete it. Never give up.■ 独立起業を決心するとき 私事で恐縮ですが、1970年代から経営コンサルタントという仕事をやってきています。当時はまだ経営コンサルタント業という仕事が一般的ではなく、クライアント探しには苦労をしました。 経営コンサルタントを目指す人の60%が私のWEBサイトを見ると言われていますが、「経営コンサルタントを始めるにはどうしたらよいのでしょうか」を始め、いろいろな相談を持ちかけられます。 私が直面してきた過去の厳しい経験が、その回答に活かすことができていると自負しています。 経営士・コンサルタントとして独立起業することは容易ではありません。多くの人が挫折してしまいます。■ 新人経営コンサルタントの教育 その様な人のために「チュータリング・サービス」というのは提供しています。 「コーチング」というサービスがあることはご存知と思いますが、経営士・コンサルタントとして独立起業するにはコーチングだけでは不充分なことが多いのです。 「チューター」というのは、イギリスで貴族の子弟の教育をする「家庭教師」のことです。 経営コンサルタントは、十人十色、いろいろなコンサルタントがあって良いと考えています。そこで家庭教師のように、マン・ツー・マンでコンサルティングの基本から感じ取ってもらいます。 次第に自分自身の経営コンサルタントとしてのコンセプトが明確になり、自分の専門分野を深めることができるようになると卒業です。■ 経営コンサルタントが成功する仕事のやり方 しかし、卒業しても必ずしも順風満帆とはいきません。 それは、クライアントが求めるものが、昨今の経営環境にマッチさせるために、ニーズの高度化が進んできています。そのために一人のコンサルタントでは、全ての分野に高いコンサルティング・サービスを提供することは不可能のです。 ニーズも多岐にわたっています。 自分の専門分野外においてクライアントからの要望には充分に応えきれないのです。 「取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは」という第5訓を思い出して、何とか受注ができても、専門外の問題・課題のためにクライアントからは不評を買い、悪評が蔓延(まんえん)して、更に受注困難という状況に落ちってしまいかねないのです。 チュータリング・サービス卒業生である彼から相談を受けました。 「なぜ、彼がこの問題で躓(つまず)いてしまったのか」その原因追求を始めました。 大原則である、「経営コンサルタントは一人では高い専門性を持ったサービス提供は困難」ということを忘れてしまったのです。 「なかなか新規受注が取れないので、折角(せっかく)の引き合いを他の人に回したくなかった」という、経営コンサルタントなら誰もが考える「罠(わな)」にはまってしまったのです。■ 先輩の技を盗む法 自分の専門外の仕事であっても、何とかして受注し、それを独りでやろうとせずに、その分野の専門コンサルタントの鞄持ちをすることをお薦めしました。 これは、そのために収入が少なくなりましたが、しばらくして、そのコンサルタントから逆に「先生の専門分野なので一緒に仕事をしてくれませんか」とお誘いがあったのです。 結局、金銭的にはプラス・マイナスの帳尻が合いました。 それだけではありません。その先輩コンサルタントのコンサルティング・ノウハウを盗むこともできたのです。お金をもらって、勉強できたのですから、これほど有り難いことはありません。 自分の持っている能力を超えた仕事でも、やり方を工夫すれば何とか道が拓かれるのです。

 




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