2012年10月02日

■■【ヨーロッパ経済の読み方】時系列的に見ると理解が深まる

■■【ヨーロッパ経済の読み方】時系列的に見ると理解が深まる

 最近の経済ニュースのエッセンスを、独断と偏見でもってまとめてみました。

◇ ユーロ圏の失業率最悪 2012/10/03

 ユーロ圏のことし8月の失業率は11.4パーセントと、ユーロ導入以来、最悪の水準が続いています。しかも3か月続けてのことで、失業率の悪化に歯止めがかからない状態です。

  スペイン     25.1%
  ギリシャ     24.4
  ポルトガル    15.9
  アイルランド   15.0
  イタリア     10.7
  フランス     10.6

 スペインの場合には25歳未満に限定すると52.9%と若者の半数以上が失業している状況です。

◇ ヨーロッパ好転の動き 2012/09/08

 ヨーロッパ中央銀行の定例理事会が開催されました。

 厳しい財政状況のスペイン他を対象に、新たな国債の買い取り策を一定の条件下ではありますが、正式に決定しました。これを契機に変化が起こってきました。

 ドイツのメルケル首相が、スペインのラホイ首相が首脳会談後の記者会見で、信用不安の解消に向け協力していく姿勢を強調しました。

 好転ではないですが、ヨーロッパ中央銀行は、政策金利については慎重な態度で、今の水準を維持し、変更する執拗はないと判断しました。

 スペイン、イタリアなどの国債が買われ始めました。

 当然のこと、株価が上昇しています。

 これらの動きを契機に、関連各国の状況が好転し、ヨーロッパ信用不安の払拭に繋がるということは、短期間にはムリでしょう。しかし、これが中国経済回復、日米にプラスというような善循環に繋がることを期待します。



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